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Red Warrior目次 [Red Warrior]


1/144 012ジャスティスガンダム

「Red Warrior with Blue Eyes in the Seed World」というのは、私が現在細々と書き続けている二次小説のことです。ガンダムシードの世界で、エヴァンゲリオンのセカンドチルドレンである惣流・アスカ・ラングレーが活躍するストーリーです。

まえがき

プロローグ  Phase1  Phase2  Phase3  Phase4  Phase5  Phase6  Phase7  Phase8  Phase9  Phase10 
 


メカニック一覧(最新版 ネタバレ注意!)

キャラクター一覧(ネタバレ注意!)


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Red Warrior Phase10 [Red Warrior]

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PHASE10 消えるガンダム

「こりゃあ、ひでえなあ……」

アークエンジェルのハンガーでは、他の整備兵と共にコジロー・マードック軍曹が途方に暮れていた。

キラの105ダガーは、両腕を吹き飛ばされていた。
シンジのデュエルダガーは、片腕と両足を無くしていた。
レイのバスターダガーは、袈裟懸けに斬られていた。

地球軍の誇る新型機動兵器であるダガー部隊が、無残な姿を晒している。一機として、無傷の機体は無い。一体、どこから手をつければいいものか……。コジローでなくとも、頭を抱えたくなるだろう。

オーブのアストレイのパーツを使いたくても、材料からして違うのだから流用はできない。アストレイは、軽量化のために発泡金属装甲を採用しているのだが、アークエンジェルのダガー部隊は、攻撃エネルギーを装甲全体に拡散させることで損傷を軽減するラミネート装甲を採用しており、全く互換性が無いのだ。

それでも、整備班の責任者であるマードックは、ため息をつきながら修理に取り掛かるしかなかった。マードックが最初に修理に取り掛かることにしたのは、キラの105ダガーだ。腕を付け、配線など修理すれば、なんとか戦闘に耐えられると見込んだからだ。

「今日は徹夜だろうな……」

マードックの呟きに、誰も反応する者はいなかった。

そしてアークエンジェルのブリッジでも、マリュー達が頭を抱えていた。一挙に戦力の大半を無力化されたため、時間をおかずに次の襲撃を受けたら、とてもじゃないが耐えられそうにないからだ。

「無事なのは、フラガ大尉のメビウスゼロだけなのね」

艦長席で深いため息をつくマリューに、普段はトールがいる席に座っているムウが軽口を叩く。

「なあに、オーブの方はパイロットが全員無事だって話だ。アストレイは予備機が多いようだし、何とかなるんじゃないの?」

沈んだ空気を何とかしようと陽気に振舞うムウであったが、いかんせん、この場にいるメンバーの顔は暗い。キラは、一方的に紅いジンを攻撃・破壊したレイに不満を持っており、むっつりとした顔をして壁に寄りかかっている。シンジはキラの隣にいるが、キラに何を言ったらいいのかわからないため、言葉も出ない。他のオーブ組も、なんだか嫌な雰囲気を感じ取ってか、言葉少なだ。だがそこに、暗い雰囲気を吹き飛ばす元気一杯な女の子が現れた。

「やっほー!マナちゃん参上!」

マナは、ブリッジに入ってくるなり、『暗いよ~』と言ってキラの背中を叩く。急なことに、キラは息がむせてしまうが、マナはキラに『暗いと女の子にもてなくなるよ~』とからかう。一方、シンジに対しては元気を出しなよと励ます。キラは、なんだか扱いに差があるなあとちょっぴり不満だったが、マリューがマナに話しかけたため、とりあえず黙っていた。

「マナさん、来てくださってありがとう。実はね、今後のことを相談したいのよ」

マリューは、次にザフトに襲われた場合どう対応すべきか、マナに意見を求めた。ザフトの戦力は、ジンが1機中破しただけ。それに対し、こちらはダガー部隊が3機とも中破又は大破で、戦力は半減以下だ。どう考えても不利である。だがマナは、なんとかなるかもと言う。これには、レイが黙っていなかった。

「アストレイでは、クルーゼ隊に勝てないわ。それは、既に証明されているわ」

レイの指摘は的を得ている。アストレイは、確かに量産機としてはいい機体であり、機動性を重視したコンセプトも素晴らしい。だが、コーディネイターが乗ったG兵器相手では、あまりにも分が悪いのだ。軍人であるムウやナタルはもとより、軍事には素人のキラやシンジでさえもそう思うほどだ。しかし、マナは笑顔を崩さない。

「へへーん、レイ。マナちゃんズにはね、まだ奥の手があるのよ」

マナは、にっと笑った。




マリューたちの心配を知ってか知らずか、ミゲル達はアークエンジェルを追撃せずに、ラクスが乗っているはずの民間船シルバーウインドを引き続き探し求めた。だが、ミゲル達が探し当てたのは、砲撃の痕があり、ごく最近破壊されたであろうシルバーウインドだった。

「ちくしょう!これって、民間船だろ?なんで砲撃されなくちゃならないんだよ!」

シルバーウインドを目の前にして、ミゲルは行き場の無い怒りに身体を震わせる。この船には、ユニウス・セブンの慰霊団が乗っていた。家族を、親戚を、友人を、核の炎で焼かれた人達が、死者の霊を慰めるために乗っていたのだ。決して戦いに来たわけではない、非武装の船だったのだ。それを、何者かが無慈悲にも攻撃し、船に乗っていた数百人もの非戦闘員を殺したのだ。これはまさに、一方的な殺戮と言えよう。

「地球軍の奴らめっ!許さんっ!」

イザークは、目を血走らせて無残に破壊された船を見つめる。ディアッカは傍にいたが、とてもじゃないが話しかけられる雰囲気ではないと思ったのか、腕組みをして黙っている。普段はよく冗談を言うラスティでさえも、鋭い目つきで船を見ている。ニコルはというと、アスカになんて言えばいいのかと、頭を抱えている。だが、ニコルのその悩みは、直ぐに解消された。本来ならばまだ安静が必要なはずのアスカが、無理を押してブリッジに出てきたのだ。

「あ、あの、姉さん……」

ニコルは、それ以上言葉を続けられなかった。アスカの目を見てしまったからだ。アスカの目は、イザークと違って怒りに燃えてはいなかった。ただ、深い哀しみを感じさせるような、憂いを浮かべた目だった。

「アタシは、また守れなかったのね……」

アスカは、綺麗な蒼い瞳に涙を浮かべ、しばらくの間じっと動かなかった。

既にラクスは亡き者と思って、アスカ達が怒り、哀しみ、涙していた頃、当のラクスはトランプに明け暮れていた。

「あっ、わたくし、あがりですわ」

ラクスが2枚のエースを場に捨て、手札が無くなる。

「えええーーーーっ!また僕の負けなのーっ?」

これで、キラのババ抜き5連敗が決定した。

「キラ、弱過ぎ」

ミリアリアが無情にコメントして、とどめを刺す。おかげでキラは、しばらくは立ち直れないほどの精神的打撃を受けた…………わけではないが、結構ショックだったりする。

「あのー、ラクスさんを助けたのは、誰でしたっけ?もう少し手加減してくれてもいいんじゃ……」

キラは涙目になって聞くが、聞いた相手が悪かった。

「あら、どなたでしたっけ?ああ、思い出しましたわ。とっても大きくて、二本の角がある方ですわ」

ラクスのボケに、『それはモビルスーツでしょ!』などと突っ込む気力はキラにはない。トホホと言ってうな垂れるだけだ。その様子を見て、周りのみんなは大笑い。余計にキラは落ち込んでしまう。

「キラ君、元気出してよ」

見かねてシンジが励ますと、キラはシンジの手を握って、シンジ君は優しいねと喜んだ。

さて、なんでこんなところにラクスがいるのかというと、話は少し長くなる。

シルバーウインドが攻撃される前に、周りの者がラクスを救命ポッドに押し込んだ。その後間もなくシルバーウインドは、ブルーコスモスと呼ばれる反コーディネイター主義者の地球連合軍将校が指揮する戦艦に攻撃され、あえない最期を遂げた。

そのラクスの乗る救命ポッドが、運よく地球軍の攻撃を免れて宇宙を漂っているところを、キラが発見してアークエンジェルに連れて来たのだ。

ラクスが、プラント議長であるシーゲル・クラインの娘であることを知ったマリュー達は、その扱いに困ったが、キラとシンジがラクスの見張りを志願したため、渡りに船とばかりに認められた。しかるべき所に着くまでの、暫定的な措置としてという条件付きではあるのだが。

というような出来事があって、キラ、ラクス、シンジ、マナ、トール、ミリアリアの6人で、今は楽しくトランプをしているというわけである。

ちなみに、レイは整備兵に交じって修理を手伝い、サイ・カズイ・フレイの3人は、人手不足のブリッジで勤務している。サイとカズイはCICで索敵と情報解析を、フレイはオペレータ席で通信の傍受をしているのだ。だが、カズイとフレイの本音は、見知らぬコーディネイターであるラクスとあまり仲良くしたくない。だからこそ、ブリッジ勤務を選んだのだが、それに気付く者はいなかった。

アスカ達は、シルバーウインドの周りをくまなく捜索したが、ラクスの生存を示すものは何も無かった。アスカの勘も、少なくともラクスが周辺の宙域にいないといっていた。となれば、一番可能性が高いのが、シルバーウインドを攻撃した地球軍がラクスを連れ去ったというもの。その次に可能性が高いのが、近くを通りがかった船がラクスを救助したというものだ。

もしかしたら、ラクスは足付きに拾われているかもしれない、そう考えたアスカ達は、万一の可能性を信じて足つきの追撃を上申した。その結果、条件付きであったが認められた。あと半日待ってヴェサリウスと合流して補給を受け、それから追撃せよというものだった。そして現在、ヴェサリウスと合流し、補給を受けている。

アスカ達は、通常の補給のほかにも様々な補給を受けた。そのひとつがデュエル用の強化パーツのアサルトシュラウド(AS)だ。これは、バックパック及び脚部に追加された高出力スラスターによって機動力を強化する。また、右肩部装甲に115mmレールガン「シヴァ」と 左肩部装甲内に220mm径5連装ミサイルポッドが追加され、武装も強化された。イザークは意気揚々で、『今度こそ、デュエルASで足つきを沈めてやるんだ』と息巻いている。

ストライク用には、ランチャーストライカーを補給を受けた。アスカ達の後続部隊がヘリオポリスから発見した部品を元に、急遽組み立てられたものだ。遠距離砲撃戦および対艦・対要塞戦に特化した装備で、主力武器「アグニ」により、極めて強力な火力を誇るストライカーパックだ。右肩に装着するバルカン砲も中距離火器として十分な威力を持つ。ただ、残念ながら他のストライカーパックの部品が見つかっていないため、今回補給を受けたものが壊れたら、当分補給を受けられない。だが、ラスティは『壊さなければ問題ないっしょ』と言って、特に気にしている様子は無い。

ミゲルには、ようやく修理の終わった愛用機、オレンジ色のジンが届けられた。普通のジンとの外見上の違いはカラーリング程度だが、精度の高いパーツを選出して製造されており、一般機と比較して約20%のスペック向上を達成している。但し、その分パーツの消耗率も高く、信頼性の低下や整備性の悪化等の弊害もある、扱いが難しい機体である。だが、ミゲルは『愛機が帰って来た』と言って大喜びである。

アスカには、新しい機体が与えられた。ヘリオポリスから発見された機体にアサルトシュラウドを追加装備した、ガンダムアストレイ ブルーフレームASである。これも、右肩部装甲に115mmレールガン「シヴァ」と 左肩部装甲内に220mm径5連装ミサイルポッドが追加され、バックパック及び脚部に追加された高出力スラスターによって機動力を強化されていた。アストレイには、PS装甲が無く装甲が弱いという欠点はあったが、それを追加装甲によって解決したのだ。それに、機体が軽いため機動性に優れているという長所は、重量は増加したものの機動力も強化されたので、失われてはいない。攻守共に強化された、非常にいい機体だと言える。

だが、その機体を見た瞬間、アスカは難色を示した。

「ニコル、青い奴はアンタが使いなさいよ。アタシは、ブリッツを使うから」

そう言って、強引にブリッツを自分のものにしてしまったのだ。

「ね、姉さん……。そ、そんなあ……。やっと、あの機体に慣れてきたのに……」

唖然とするニコルだが、アスカに逆らえるはずもなく、渋々ブルーフレームASを使うことになった。だが、ニコルがブリッツを簡単に諦めたのには、他にも理由がある。強行偵察任務が多いアスカにとって、85分という限界時間があるにせよ、新機軸のステルスシステム「ミラージュコロイド」を搭載するブリッツという機体はうってつけだからだ。

それに、ニコルが敵のダガー部隊と戦って気付いたのだが、ブリッツは他の機体と比べて、武装に難がある。右腕に武装が集中しているため、右腕を破壊されると武装は左腕に装備されたワイヤー付きのクロー、グレイプニールしかなくなり、戦闘力は事実上ゼロに等しくなるのだ。勢い、戦闘中は常に右腕に被弾しないように気遣う必要があり、戦いにくいことこのうえない。そのうえ武装が大き過ぎて、使い回しが悪いという欠点もある。

このように、機体のチェンジはお互いにメリットがあったのだ。決して、アスカのわがままだとか、色が気に食わなかったなどいう理由ではない……と思われるのだが……。

ともあれ、補給を受けたアスカ達は、足付きを目指して出発した。

数日後、アークエンジェルのブリッジで、計器が特異な反応を示した。オペレータ席に座っていたフレイは、飲みかけのドリンクを放り出して計器をいじる。

「―――艦長っ!」

フレイの震える声に、マリューとナタルが何事かと振り返る。敵襲か?と身構える彼女達に、フレイは叫ぶように言った。

「つ、通信です!地球軍第八艦隊の暗号パルスのようですっ!」

「なんですって!?」
「追えるのか?」

マリューとナタルが、フレイの横まで寄ってきて、フレイの前のモニタを覗き込む。やがて、独特の波形が計器に現れる。

「―――解析します!」

フレイは、恐る恐るキーボードに指を走らせて、解析プログラムを作動させる。殆どオートに近いので、新米のフレイでさえも扱えるという優れものだ。ほどなく、スピーカーから途切れ途切れの音声が飛び出してきた。内容を聞くと、どうやら第八艦隊の先遣隊からの呼びかけであるらしい。マリューの顔が、ぱあっと明るくなる。

「ハルバートン提督が、迎えの部隊を送ってくれたんだわ!」

喜ぶマリューを横目に、ナタルは冷静に事態を把握しようとする。

「位置は?」

「待ってください。まだ、かなりの距離があるようです」

フレイは、まだ正確な距離はわからないと報告する。とはいえ、他のクルーには大きな希望を与えたようだ。アーノルド・ノイマン曹長とジャッキー・トノムラ伍長が、ハイタッチをして喜びをあらわにしていた。

その後、先遣隊との通信に成功し、艦長日誌の提出や乗員名簿その他のデータのやり取りも行われた。そして、フレイには更なる吉報があった。フレイの父、ジョージ・アルスターが先遣隊にいることがわかったのだ。

「……パパに会える」

フレイは、久しぶりに笑顔を浮かべた。

一方、アークエンジェルだけでなく、強行偵察任務中のアスカも先遣隊を捉えていた。アスカはバッテリーの残量を確認し、十分戦闘に耐えうると判断すると、直ちに地球軍へと向かった。そして、先遣隊の索敵範囲ぎりぎりのところで、ミラージュコロイドを展開する。

「さあて、子羊ちゃん達。覚悟はいいわね?」

アスカは、舌なめずりをして呟く。先遣隊は、ブリッツの存在に気付かず、易々と接近を許してしまう。アスカは、先遣隊に十分近づいたところでモビルアーマー発進口を狙ってライフルを連射し、最初に敵の機動兵器を封じてしまう。それから方向転換して、一番大きな艦に取り付き、ミラージュコロイドの展開をやめ、フェイズシフト装甲へと切り替える。

戦艦にいったん取り付いてしまえば、他の艦からの攻撃はなく、戦艦からの攻撃手段も限られているため、既に勝敗は決していた。ブリッツは、リツコ謹製のスマッシュホーク――巨大な片刃の戦闘用斧――で戦艦の兵装を次々と破壊していく。戦艦の2連装大型ビーム砲、2連装対空砲、多目的VLS、3連装対宙魚雷発射管、回転式ミサイル発射管、75mmガトリング機関砲、それらの武装が次々と破壊され、沈黙していく。さきほどまで威容を誇っていた戦艦が、今ではまるで達磨のようになり、アスカのブリッツに手も足も出ない。

「ようし、次!」

アスカは、他の全長130メートル級の護衛艦にも襲い掛かかり、わずかな反撃をかわしつつ敵を無力化する。短時間で作業を終えたアスカは、敵に通信を送り、機密データを寄越せと迫った。だがこれは、単なる時間稼ぎだった。通信に紛れて送り込んだウイルスソフトによって、ラクスやシルバーウインドに関するデータを検索し、ブリッツに送信させるのが真の目的だったのだ。だが、あと少しでデータを受信できるというところで、何者かの接近を察知した。

「なっ……。あのモビルスーツは、一体?」

アスカは、白地に赤い塗装を施した謎のモビルスーツを目撃する。果たして、そのモビルスーツの正体は?



あとがき

さんざん迷ったのですが、結局「弐号機もどきのMS」(ジン・ウォーリア)を出すのは(今のうちは)やめて、アスカはブリッツに乗せることにしました。その代わりに、エヴァらしい武器のスマッシュホークを重斬刀に代えて出すことにしました。


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Red Warrior Phase9 [Red Warrior]

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PHASE9 破られた心の壁

紅いジンが爆散する少し前のこと……。

「キラ君!大丈夫なのっ!」

紅いジンから離れたキラの105ダガーに、シンジの乗るデュエルダガーが近付く。少しでも早くキラに近付きたいというシンジの気持ちを表すかのように、デュエルダガーは右手を伸ばす。

「うん、大丈夫だよ。なんともないよ。心配してくれてありがとう、シンジ君」

だが、直ぐにいつもと変わりないキラの声が聞こえ、シンジは胸をなでおろした。

「良かったあ。それじゃあ、追撃はレイさんに任せて、僕達はアークエンジェルに戻ろうよ」

そう言って、ふうっと息を吐いた時、キラがうわずった声で聞いてきた。

「えっ、追撃?あのジンを?どうしてなの?」

キラの問いかけに、シンジは直ぐに答えられずに口ごもる。そして、ついつい思ってもいないことを口走ってしまう。

「どうしてって言っても……。だって、敵だから……」

そこまで言ってから、シンジはいつの間にか戦いに慣れていた自分に気付き、愕然とした。

『敵だから、討つのが当たり前。』そんな言葉が自然に口から出る自分が信じられなかった。モビルスーツに乗るなんて、死んでも嫌だと拒絶した自分が、遥か昔の人に思えた。戦争とは、かくも人を変えるのか。急に背筋が冷たくなる。そんなシンジの心中に気付かず、キラはなおも畳みかける。

「でも、でも!あのジンは、僕達に攻撃してこなかったよね。それなのに、なんで逃げる人を攻撃するの?ねえ、シンジ君。お願いだから、あのジンを攻撃するのを止めさせてよ。レイさんも、シンジ君の頼みなら聞いてくれるかもしれないと思うよ」

キラは、アスランの親友だと言うジンのパイロットを死なせたくなかったのだ。その想いがキラを突き動かし、拳だけでなく言葉にも力がこもる。シンジも、既にキラの声が涙声になっていることから、キラが本気で言ってることひしひしと感じ取れた。

「うん、分かったよ。キラ君がそこまで言うのなら……」

シンジは、僅かな逡巡の後、レイに頼むことを請け負うことにした。シンジは頷くと、急いでレイに通信を入れた。深呼吸をしてから、一気に言う。

「レイさん、聞こえてる?お願いだから、その紅いジンを逃がしてあげてくれないかな」

「駄目。これを逃がしたら、援軍がやって来る。だから、絶対に見逃せない」

信じられないことに、レイは間髪入れずに断ってきた。僅かな期待は、一瞬にして消えた。だが、シンジはなおもレイに食い下がる。

「えっ、ちょっと待ってよ。ねえ、レイさん!」

だが次の瞬間、シンジの願いも虚しく、バスターダガーの激しいビーム砲撃を受けて、紅いジンは爆散した。爆炎が消えた後は、何も残っていなかった。

「ああっ!」

シンジの脳裏に、無残な姿となったであろう敵のパイロットの姿が浮かぶ。

その時突然、シンジの頭の奥底で、何かのヴィジョンがフラッシュバックした。

―――それは、奇妙な白い大きなバケモノ共に食い散らかされた、紅い巨人……………

次の瞬間、シンジは急に吐き気をもよおした。急に背筋が寒くなり、身体が小刻みに震え出し、意識も飛びそうになる。

「イッタイ、アレハナンダロウ……。ナンデ、コンナニイヤナキモチニナルンダロウ……」

蒼白な顔で虚空に向かい問いかけるが、もちろん誰からも返事は無い。シンジは頭を激しく振ることによって、そのヴィジョンを振り払い、正常な思考を取り戻すことに成功した。

「あれは、一体何なの?」

シンジは、何か大切なことを忘れているような気がして、懸命に思い出そうとした。シンジの拳から、唇から、紅い血が流れたが、それすら気付かないほどに。だがその時、突然のキラの声によってシンジの思考は中断する。

「ど、どうして……。逃げる相手を一方的に攻撃するなんて、酷いよ……。そう思うよね、シンジ君」

キラの悲痛な声に、シンジは答えることが出来なかった。

マユラによってジンの片腕を失ったミゲルだが、黄昏の魔弾の異名は伊達ではなく、戦意は全く衰えていない。アストレイ隊を一気に全滅させた勢いを駆って、次のターゲットに襲いかかる。

「ようし、次は奴らだ。いいなっ!」

ディアッカ、イザーク、ラスティの3人にテキパキと指示を出し、ストライクもどき<キラの105ダガー>とデュエルもどき<シンジのデュエルダガー>を包囲しにかかる。すると、狩人から一転して哀れな獲物に成り下がった2機は、とっとと逃げにかかる。

「ハンッ!ナチュラルごときがっ!」

最初にディアッカのバスターが、94mm高エネルギー収束火線ライフルによる強力なビーム砲撃を加えると、敵は回避行動をとらざるを得なくなり、逃げるスピードが僅かに落ちる。その隙にイザークのデュエルとラスティのストライクが左右から近付いていき、射程距離まで近付くや否や続けざまにビーム砲を撃ち込んでいく。敵は応戦せずにシールドをかざして、防戦一方になる。

「ようし、もらったあっ!」

とうとうイザークの放ったビーム、狙い済ました一撃が、デュエルもどきの足を吹き飛ばした。それに気付いたラスティも、負けじと奮起し、ストライクもどきの片腕を、ビーム砲の3連発で吹き飛ばす。

「これで、おあいこっしょっ!」

ラスティはニヤリと笑うが、イザークも負けてはいない。

「ふんっ!何を手こずっているんだっ!」

そう言った次の瞬間、デュエルもどきの片腕も無くなっていた。

シンジの耳に、突然キラの絶叫に近い悲鳴が聞こえてきた。

「うわああああああああああああああああああああああああああああああああああっ!」

敵のストライクの攻撃が、シールドを失った105ダガーを直撃し、105ダガーは吹っ飛んでいたのだ。105ダガーは、両腕から煙を出し、くるくると回転しながら遠ざかっていく。

「大丈夫っ!キラ君っ!」

シンジは105ダガーの方へ近付いていくと同時に、心配して声をかける。だが、返ってきたのは暗く沈んだ悲痛な声。

「駄目だ、両手をやられた……。もう攻撃出来ないよ。それに、今度来られたら防げないよ……」

キラの声は絶望にうちひしがれていた。シンジのデュエルダガーも、片腕しか残っていないうえに両足も吹き飛ばされている。絶体絶命の大ピンチだが、何故か敵のモビルスーツの攻撃は、いったんそこで止まる。二手に別れて2機がいずこか-おそらくレイのバスターダガーの方-へ去り、こっちには残る2機がやって来る。それでも、絶体絶命のピンチには変わらない。

「キラ君、今のうちに逃げてよっ!」

シンジはそう叫ぶと、敵とキラの間に割って入る。敵の主な攻撃は、直線で進むビーム兵器。こうすれば、キラへの攻撃はかなり減るはずとの考えてのこと。

「そ、そんなっ。シンジ君を置いて逃げるなんて……」

このままではシンジは助からない、そう察したキラは動きが鈍くなり、逃げるスピードも落ちる。

「そんなこと言ってる場合じゃないでしょ。キラ君が逃げないと、僕だって逃げられないよっ」

「う、うん、分かったよ」

キラは、初めて見るシンジの気迫に押されて、再び逃げ始めた。当然、残るシンジに攻撃が集中する。

「こうなったら、レイさんの言ったこと、信じるしかないよね」

シンジは、最後の手段を使う決心をした。

一方ニコルは、バスターもどき<レイの乗るバスターダガー>を執拗に攻撃していた。

「よくもっ、姉さんをっ!」

ニコルの顔からは、普段の温厚な面影がきれいさっぱり消えていた。目を吊り上げ、阿修羅のような表情になってブリッツを駆るニコル。動きの素早さを主に追求して設計された機体特性を活かし、背中に取り付けられたバーニヤを駆使して、蜂の様に舞うかのような高機動を行い、上下左右前後のあらゆる方向からヒット・アンド・アウエイを繰り返す。ブリッツの右腕に装備されている攻盾システム<トリケロス>は、3連装超高速運動体貫徹弾・ビームライフル・ビームサーベルが一体になったもの。そこから貫徹弾を撃ち、ビーム砲を放ち、時にはバスターに接近してすれ違いざまにビームサーベルで斬りかかるなど、多彩な攻撃を仕掛けてバスターもどきを翻弄する。

「もらったっ!」

こうして僅かに生じた敵の隙をついて、ニコルはビームサーベルでバスターもどきの背中に斬りかかり、バスターもどき最大の武装であるガンランチャーの砲身の一部を削り取る。そして、更なる攻撃を仕掛けて収束火線ライフルも破壊することに成功し、残るバスターもどきの武装はビームサーベルのみとなる。

「姉さんの敵、覚悟!」

ニコルはここぞとばかりに激しく攻め続けた。

+++

「きゃあっ!」

ブリッツの猛攻の前に、バスターダガーの背中に取り付けてあったガンランチャーの砲身がやられ、レイは激しい衝撃に思わず声をあげる。続けて、右手に持っていたライフルも破壊されて、手放した途端に爆散する。これで、ビームサーベル以外の武器は使い物にならなくなる。絶体絶命のピンチに陥ったが、レイの闘志は一向に衰えない。

「……ワタシハ、イカリクンヲマモル……」

その言葉と共に、レイの瞳が紅く輝く。レイが、「ATF」と書かれたボタンを押すと、バスターの左手が機体の前に来る。すると、バスターの左手の甲の部分が開き、そこからオレンジ色のビームシールドが展開される。このビームシールドは、出力が低い関係で攻撃を防御出来ない未完成品なのだが、レイはそのシールドにかぶせるようにして同じオレンジ色のシールド-ATフィールド-を展開した。これで敵にはバスターダガーがATフィールドを展開したように見えるはず。仮にバスターダガーが敵に鹵獲されても、ATフィールド発生のメカニズムは絶対に分からない。こうして、バスターダガーのビームシールドは、堅牢な盾へと変身した。

「これが、私の秘めたる力……」

レイは、ATフィールドの展開と共に反撃に転じた。

+++

「そ、そんな……」

ニコルは、ビームシールドの展開を見て狼狽した。ザフトでは、ビームシールドの開発に着手したばかりであることを知っていたからだ。地球連合は、一体どこまで兵器開発が進んでいるのかと思うと、ニコルの背筋が寒くなる。そのシールドに、ビームも実体弾も通じないことがわかると、ニコルの顔が段々青くなっていく。どんな攻撃をしても、全て八角形のオレンジ色のシールドに防がれて、攻撃が一切通じないのだ。それどころか、敵は反転攻勢にでてきた。今度は、ブリッツが逃げ回るようになってしまう。

「こ、こんなはずでは……」

ニコルは、悔しさのあまり唇を強く噛む。このまま逃げようか、そんな考えが頭をよぎったが、ニコルは首を振ってその考えを振り払う。ニコルの勘と理性は共に、直ぐに撤退すべきだと告げていた。だが……。

「姉さんの敵は、絶対に討つ!」

ニコルの脳裏には、出会った頃からのアスカの顔が、次々と浮かんでいった。

表面上は明るくしていたけれど、一人になると時折浮かべていた寂しそうな表情を。
気が強くてわがままなことも言うけれど、ニコルが困った時に必ず浮かべていた優しそうな笑顔を。
悪いことをする人がいると黙って見過ごせずに、熱血少女と化していた時の生き生きとした表情を。
人一倍負けず嫌いな性格で、負けると必ず浮かべていた悔しそうな表情を。
しっかりとしているようでいて、でもどこか抜けてて、ヘマをした時に浮かべるひょうきんな表情を。
ニコルが大怪我をして苦しんでいた時に浮かべていた、心底心配するような慈愛に満ちた表情を。

ニコルは、そんなアスカがとても大好きだった。ザフトに加わったのも、世界で一番大好きな姉を守るためという理由も大きい。だが、そのアスカをバスターもどきが奪ったのだ。憎い、憎い、憎い。バスターもどきも、そのパイロットも、憎くて憎くてたまらない。こいつを倒せるのならば、例え悪魔に魂を売り渡してもいい、ニコルはそれほど強く敵を憎んだ。ニコルは怒りに身を任せ、勘も理性もかなぐり捨てる。ニコルの心を、ただただ純粋な怒りだけが支配していく。目は血走り、笑顔はその痕跡を消し、阿修羅のような顔になっていく。

「僕は、僕は、お前を絶対に許さないっ!」

ニコルは敵の攻撃をかわすと、大上段に構えてビームサーベルで斬りかかった。だが、敵の左手にあるビームシールドに防がれる。普通ならばここで引くところだが、ニコルはそうしなかった。

「うわあああああああああああああっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっ!」

雄叫びをあげて、後先考えずに敵に突っ込んでいく。

+++

「……これは、怒り……。そう、彼は怒っているのね……」

レイは、冷や汗を流す。レイの最後の切り札とも言えるATフィールドが、今まさに破られようとしているからだ。ATフィールドは、心の壁。物理的な力だけでは、余程強力なエネルギーが無ければ破るのが困難なはずなのに、どういう訳かたかが1機のモビルスーツの前に破られようとしていた。物理的な力に心の力が加わると、ATフィールドといえども無敵ではないのだろうか。心の力を全く計算に入れていなかったレイは、自らの迂闊さに唇を噛みしめる。ATフィールドを中和出来るのは、同じATフィールドだけ。ATフィールドを破るには、おぼろげな記憶ながらも、クリスタル型の強敵を破った時のように、膨大なエネルギーが必要。そう考えていたレイにとって、今の状況は全くの想定外だ。

「イカリクン……」

レイは、そんな状況においてもなお、シンジの心配をしていた。シンジの機体にも同じ機能があり、つい先程まではそれで万全だと思っていたのだが、そうも言えなくなってしまったからだ。この異世界には、ATフィールドを破るだけの心の力を持った人間が大勢いるのだろうか。レイは、最悪の予感に身震いした。
だが、僅かな時間といえども、敵から気を逸らしたことは致命的なミスだった。

「きゃああああああああああああああああああああああああああっっっっっっっっっっっ!」

ニコルの激しい怒りが、とうとう無敵の盾のはずであるATフィールドを破り、バスターダガーを袈裟懸けにした。レイの心の壁は、無残にも砕け散った。

レイの心配とは裏腹に、シンジの展開したATフィールドは敵を全く寄せつけなかった。

「おい、あれは一体なんなんだよっ!」

ビーム攻撃が全く通じなくなったため、イザークはヒステリックに叫ぶが、聞かれたラスティの方だって分かるはずがない。だが、ラスティには思い当たる節もある。技術畑へ行った同級生から聞きかじった話を思い出して呟く。

「なんでも、ザフトではビームシールドを開発中って話しだ。もしかしたら、奴らの方が先に開発したんじゃないか?」

「そんな、おかしいだろっ!こっちの機体には、そんなものは無いんだぞっ!あっちの方が量産機じゃ無いのかよっ!」

イザークの言うことは尤もなのだが、事実は開発者側にしか分からない。実際は、G兵器は結果的にコーディネーターやエースパイロット用の機体となってしまい、その反省の元に作られているD兵器は一般兵でも扱える機体というコンセプトだ。その意味ではD兵器の方が量産機と言うべきなのだが、アークエンジェルに積まれている機体だけは、ATフィールドを使用しても怪しまれないような仕掛けがしてある。

「今は、そんなことを言っている場合じゃないっしょ。左右から攻めようぜ」

頭に血が上るイザークを、ラスティがたしなめる。そして、右からラスティが、左からイザークが攻める態勢を取る。

「こっちはいいぞっ!」

「じゃあ、攻撃っしょ!」

ラスティの合図で、二人は反対方向から同時にビーム攻撃を行った。どんなに強力な盾でも、片腕しかないデュエルもどきならば、この攻撃で一気にカタが付くはずだった。逃げるストライクもどきを横目に見ながら、次はお前だと心の中で毒づきつつ、イザークはビームライフルのトリガーを引く。デュエルとストライクから、強力なビーム砲がデュエルもどきを襲う。

「やったかっ!」

イザークは身を乗り出す様にモニタを見たが、その表情は一気に失望に染まる。デュエルもどきのビームシールドは、曲面を描いてその身を守っていた。無論、ビーム砲の攻撃は全く通じなかったのだ。

「こりゃあ、お手上げっしょ」

ラスティの言う通り、二人にはもう有効な攻撃手段は残されていなかった。だが、イザークは諦めが悪い。この場を去った仲間を呼び戻そうとする。

「おい、ミゲル!聞いているか?こっちは苦戦しているんだ。戻って来い!」

だが、しばらくして断りの連絡が入った。

「ふざけんなっ!何を考えているんだっ!」

イザークが文句を言ったが、次のミゲルの言葉に沈黙した。

「アスカが見つかったんだ。こっちの方が優先だ」

アスカ発見の報を聞き、ニコルは敵に止めを刺さずに、速攻でガモフへと帰還した。そして、ミゲルやディアッカを押し退けて、医務室のベッドで意識を失っているアスカに力のかぎり呼びかけた。

「姉さん!返事をしてよ、姉さん!」

ニコルが何度も呼びかけた成果か、アスカはゆっくりと目を覚ました。

「どうしたのよ、ニコル……。何で泣いているの?」

「えっ……」

ニコルは、その時初めて自分が泣いていることに気付いた。

「大丈夫よ。軽い酸素欠乏症になっているだけ。発見が早かったから、一日眠れば元気になるわよ」

ニコルを元気付けようとしたのか、アスカは弱々しい笑みを浮かべる。

「良かった、本当に良かった……」

ニコルは、その場に膝をついた。

その後、息を切らしてやって来たイザークとラスティは、涙で顔をくしゃくしゃにしたニコルを目撃することになる。

次回

あとがき

やはり、主人公のアスカは助かりました。アークエンジェルに捕まるという展開も考えたんですが、それだと主人公が活躍しないのでやめました。
次回またはその次から、アスカが活躍します(多分……)。


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Red Warrior1 [Red Warrior]


「Red Warrior with Blue Eyes in the Seed World」というのは、私が現在細々と書き続けている二次小説のことです。私は、元々ガンダムが好きなのですが、エヴァンゲリオンも結構気に入ってました。ここしばらくは、ガンダムシード関係の二次小説を見たり、エヴァンゲリオンの二次小説を読みあさっていたのですが、そのうちに自分でも何か書きたくなったのです。この作品を書いた経過について、これから書いていきたいと思います。

 私は最初に、どのような構成にするのか考えました。
1 シード世界でエヴァンゲリオンが活躍
 シード世界では、S2機関搭載のエヴァンゲリオンならば無敵です。でも、ガンダムが単なるヤラレメカになる可能性が高くなりそうです。あまり面白くなさそうです。
2 エヴァ世界でガンダムが活躍
 ガンダムがエヴァ世界で活躍するのは、なんだか難しそうです。ATフィールドを破るのは、流石のガンダムでも無理っぽいです。

あれこれ考えたのですが、やはりガンダムをエヴァ世界で活躍させることにしました。一部の二次小説では、通常兵器で使徒を倒しています。ガンダムをその通常兵器の代わりにすれば良いと考えました。ATフィールドをエヴァで中和し、そこをガンダムで攻撃して倒すのです。

ここで、再び考えました。どうやって、ガンダムをエヴァ世界に持っていくかです。エヴァ世界に、逆行したシンジ+αとアークエンジェルが現れるのが良いかと思いましたが、なんだか良い考えが浮かびませんでした。

次に、その話は置いといて、誰を主人公にするのか迷いましたが、迷った末にエヴァンゲリオンの惣流アスカを主人公にすることにしました。活動的な女の子の方が、動かしやすいと思ったからです。最初の候補は、レイ、リナレイ、アスカ、マナ、カガリ、ラクス、フレイ、ステラ、ルナマリア、ミーアでした。
最初に、ステラ以下は止めました。運命の最後がどうなるのか分からなかったからです。
次に、ラクスとレイを候補から落としました。あんまり活動的なイメージが無かったからです。マナも、本編のキャラではないので、結局止めました。カガリは活動的で良かったのですが、運命の最後の方で死ぬという話を聞いたため、止めました。
そして、最後までリナレイかアスカか迷いましたが、アスカの方が強くて活動的というイメージがあったので、アスカを主人公にすることにしました。

そうなると、次は始まりをどこからにするかです。ここで、私は閃きました。後で考えると、これが失敗の原因かもしれませんが、アスカをシード世界に送り込んで活躍させ、ガンダムパイロットを仲間にして、その後でエヴァ世界に戻せば良いと。
その時、「DARC 全てを凌駕するもの」や「楽園を捨てし者」が頭の中をよぎりました。あまり長くなると、私の手に余るのですが、そこはなんとかなるだろうと、甘く考えました。

こうして、次のあらすじが出来上がりました。
1 EOE後に、何らかの理由でアスカがシード世界に飛ぶ。
2 シード世界でアスカが活躍し、仲間を作る。
3 アスカは仲間とガンダムを引き連れて、エヴァ世界に戻る。
4 エヴァ+ガンダムVS使徒軍団の戦い。
5 アスカは再びシード世界に行き、大活躍。

ここで、私はアスカをフリーダムに乗せようと思いつきました。ならば、レイはジャスティスです。こうして、話のメインは、赤いフリーダムの逆行アスカ+青いジャスティスのレイ+ガンダム軍団VS使徒軍団の壮絶な戦いになりました。レイとシンジは、逆行キャラにするかどうか、話が進んでから考えることにしました。

次回

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メカニック一覧(最新版 ネタバレ注意!)

キャラクター一覧(ネタバレ注意!)


Red Warrior Phase8 [Red Warrior]

Red Warrior in the Seed World  (最初に戻る。

PHASE8 撃墜

プラントに戻ったクルーゼは、最高評議会に呼び出された。プラント10基で1つの市を構成しており、その各市の代表12人で構成されたプラントの政策決定機関を最高評議会と言い、最高意思決定機関としてプラントを統治している。その評議会に呼び出されるということは、クルーゼが起こしたヘリオポリス事件は、それほどの大事件だったということだ。

最高評議会において、クルーゼは地球連合軍が造ったモビルスーツの脅威を力説した。アスランも、評議会において敵との戦闘についての詳細を説明し、敵兵器がザフトにとってかなりの脅威になると証言した。赤服のパイロットが、ナチュラルの乗る敵モビルスーツを倒せなかったという事実は、評議会議員に大きな不安を引き起こした。実際に自分の子供が敵新型兵器と戦っている議員が少なくなく、アスランの卓越した実力を知る者が多かったことも不安に拍車をかけた。ちなみに、イザーク、ディアッカ、ラスティの親も評議会議員である。

さて、その不安が大きかったためか、本来はクルーゼを詰問するはずの臨時評議会であったのだが、クルーゼの作戦行動を責める意見は殆どなく、今後地球連合軍やオーブに対してどのような対抗策を取るべきかという議論に終始した。戦火の拡大を恐れる声もあったが、アスランの父のパトリックを中心とする戦争継続派の意見が最終的に通ることになった。すなわち、新型モビルスーツの開発の促進や、兵力増強の方針が容認されることになったのだ。

国防委員長であるパトリックは、この決定を基に、後にフリーダムやジャスティスと呼ばれることになる新型モビルスーツの開発を決めることになる。だが一方で、議長のシーゲルは別の方法も模索していた。その両者は、目的達成のために、奇しくも同じ人物に重要な依頼をすることになる。




評議会が終わった後、アスランはニュースで婚約者であるラクスの行方不明を知った。そして、直ぐにクルーゼに呼び戻されて、急遽ラクス捜索の任務に就くことになり、慌ててヴェサリウスに戻った。

ヴェサリウスに戻ると、知的な印象を持つ美女の指揮の元、何か大きな物を積み込んでいるのを見かけた。何事かと思って近くを通ると、不意にその美女から声をかけられた。

「あら、あなたがアスラン君かしら。」

「は、はい。そうです。あなたは?」

その美女の口元にあったほくろに気を取られていたアスランが慌てて答えると、その女性は答える代わりに右手を差し出してきた。アスランは、今は歌手もしているラクスの婚約者として有名であったため、知らない人から突然声をかけられることはそう珍しくない。今回もそうかと思ったが、どうやら違ったようだ。

「ふふふっ、私はアスカの友人よ。あなたも、でしょ?」

「は、はい。」

アスランは、女性と握手など滅多にしないために恥ずかしがりながらも、なんとか右手を差し出して握手をする。

「アスカは、相変わらず元気かしら。」

「ええ、元気ですよ。もう、他のパイロットを仕切っていますよ。」

アスランが、幾つかのアスカにまつわるエピソードを話すと、その女性はクスリと笑った。

「ふふふっ、アスカらしいわね。」

そこで、アスランは疑問に思ったことを思い切って聞いてみた。

「あの~、あれは一体なんなんですか?」

アスランは、ヴェサリウスに運ばれた物体を指した。だが、女性は首を横に振った。

「ふふふっ、そのうちに分かるわ。」

そう言って笑い、結局教えてくれなかった。

その後、僅かばかりの会話の後にアスランが去ったが、その美女はこう呟いて笑った。

「ふふふっ、私の作った盗聴器。気付かずにまだ持っているようね。」

アスランは、まだ気付いていなかった。アスカから貰ったペンダントの裏に、ネコのマークが付いていることを。




一方ガモフでは、結局アスカとニコルが一緒に捜索に出ることになっていた。こういう時は、やはり気の合う者と一緒の方が良いとアスカが思ったからだった。その視点でいくと、イザークとディアッカ、ミゲルとラスティが組むことになる。このアスカの決断に、みんなは渋々承諾した。もっとも、ニコルがアスカの弟でなければもう一悶着あっただろうが。

「みんな、必ずラクスを探し出してね!お願いよっ!」

「「「お~っ!」」」

アスカの檄に、ディアッカ、ミゲルとラスティは、威勢の良い返事で応え、イザークとニコルは黙って頷いた。そして、別方向へと散っていく。

「いいわね、ニコル。必ず見つけるのよ。」

「ええ、分かってますよ、姉さん。」

そうやって、元気よく捜索に出たものの、シルバーウィンドはなかなか見つからない。アスカ達は、何度かガモフに補給に戻ったが、手ぶらで戻るのみだった。だが、5回目の出撃の時に、僅かにレーダーに反応があった。もしかしたら敵がいるかもしれないと思ったアスカは、自分が先行して偵察することを即座に決断する。

「ニコル、バックアップお願いね。それに、姿も消しておいてね。」

「分かりました、姉さん。」

ニコルのブリッツガンダムは、一定時間なら姿を隠すことが出来るのだ。返事のすぐ後に、ニコルの機体は姿を消した。

「それから、これは絶対に守って。アタシが万一攻撃を受けたら、至急ガモフに戻って応援を要請すること。その方が、アタシが生き残る可能性が高くなるのよ。」

「そ、そんな……。」

ニコルは、ためらいがいちに答えた。それに対し、アスカはわざと抑揚の無い声で、冷たく言い放つ。

「アンタ、まさか血の繋がらない姉だから、死んでも構わないなんて思ってないでしょうね。」

「なっ!何を言うんですかっ!いくらなんでも、酷いですよっ!」

ニコルは、檄高して思わず叫んでいた。モビルスーツのコクピットの中でなければ、間違いなく飛び上がっているだろう。

「だったら、行動で証明しなさいよ。敵が現れたら、1秒でも早くガモフに戻ること。いいわね、ニコル?」

アスカは、続けて冷たく言い放つ。

「は、はい。分かりましたよ。必ず言う通りにしますよ。姉さんがそこまで言うのなら。」

ニコルは、渋々そう答えた。アスカがわざと憎まれ口を叩いたことが、分かったのかもしれない。

「うん、それでいいわ。それでこそ、アタシの大好きなニコルよ。」

アスカは、一転して陽気で弾んだ声になる。そして、慎重に紅いジンを前進させていった。




「あっ、あれは?」

アスカは、岩影からそっと前方を見たのだが、そこに何か動く影を見つけた。目を凝らすと、それはどうやらモビルスーツらしい。何か作業をしているようだ。

「あれは、確かオーブのモビルスーツ。まさか、奴らがラクスを……。」

そこまで言って、アスカは首を横に振った。足付きがアルテミスを出発したタイミングからすると、ラクスが消息を絶つ前にシルバーウインドと接触した可能性は極めて低い。他の地球連合軍と接触してだ捕或いは撃沈された可能性が最も高い。それよりも、今は足付きの発見の報を知らせるのが優先と、アスカは一刻も早くガモフに戻る様、ニコルに暗号通信を送った。

「!?」

アスカは、突然嫌な予感がして機体の位置を動かした。すると、そこまでアスカのジンがいた場所を、ビーム砲が通過した。

「ちっ!アタシとしたことがっ!」

アスカは逃げようとしたが、いつの間にか敵の機体に取り囲まれていた。後ろにバスターもどき、右にストライクもどき、左にデュエルもどき、上下にオーブ機である。こうなったら、何とか敵の包囲網を突破するか、援軍が来るまで逃げ回るしかない。

「こうなったら、前進あるのみっ!」

アスカは、ガモフとは逆方向、すなわち前方へと向かって行った。だが、直ぐに過ちに気がついた。岩影から2機のオーブ機が現れたのだ。

「何よっ!オーブ機は4機じゃなかったの?」

アスカは、歯噛みした。完全に読み違いである。オーブ機が4機しか戦闘に加わっていなかったのは、機体が4機しかないのではなく、戦闘に耐えられるパイロットが4人しかいなかったからなのだ。作業をしているのは、おそらくパイロット候補生で、まだ戦闘には耐えられないのだろう。だが、オーブ機が5機以上あると分かっただけでも大きな収穫である。アスカは、早速その情報をニコルとガモフに送った。だが、その一瞬の隙を狙ってジンにビームが襲いかかる。

「こんちくしょうっ!」

アスカは、ジンを小刻みに動かしてビームを上手に避け、左上方へと向かった。だが、そこにデュエルもどきが立ちふさがり、ビーム砲を撃ってきた。

「ちいっ!」

アスカは、デュエルもどきの下に回り込もうとしたが、そこにはオーブ機が待ち構えていた。だが、ここで止まる訳にはいかない。動きを止めたが最後、敵のビーム砲によって蜂の巣にされるだろう。

「こなくそっ!」

アスカは、機体を急旋回して辛くも敵の攻撃をすり抜けたが、そこにはまたもや敵が待ち構えていた。そうして、敵をかわせば次の敵が待ち構えている、そんな状況が続き、アスカは敵の包囲網をなかなか抜けることが出来なかった。

「こうなったらっ!」

アスカは、一か八かの一発狙いの賭をすることにした。狙いは、パイロットの技量が他よりも劣ると思われるデュエルもどきかストライクもどきだ。そこに、タイミング良くストライクもどきが立ちふさがる。アスカは、敵の下をすり抜けた途端に反転した。

「おりゃああっっっっっっっっ!」

そして、後ろからストライクもどきに体当たりする。続けざまに、ストライクもどきを後ろからはがい締めにした。

「これ以上攻撃したら、この機体を破壊する。俺の脱出を見逃せば、こいつは無事に帰してやる。さあ、どうするっ!」

ボイスチェンジャーで男の声に変換して、敵にこれ以上攻撃しないことをアスカは要求した。普通なら軍隊相手にこんな手段は通じないが、アスカは今までの敵の戦い方から、敵のパイロットが純粋な軍人ではないと踏んでいたからこそ取れる行動だ。

すると、敵の動きが急に鈍くなり、攻撃も止まった。どうやら、賭は成功しそうだ。次にアスカは、ストライクもどきのパイロットにレーザー光線による音声通信を試みた。これも、ボイスチェンジャーを使って、男の声に変換した。

「おい、君。キラ・ヤマトという民間人を知らないか。是非とも彼をこちらに引き渡して欲しい。そうすれば、君に危害加えるつもりはない。」

すると、直ぐに答えが返ってきた。

「どうしてなの?理由を知りたい。」

アスカも直ぐに返事をした。

「今は言えない。君も生命が惜しければ、キラ・ヤマトのことを知っているかどうか教えるんだ。」

だが、返ってきた答えにアスカは驚いた。

「まさか、君はアスランなの?ねえ、僕の名前を知っているのは何故?」

なんという偶然か、尋ね人に大当たりである。アスカは、恐ろしい偶然に驚いて一瞬沈黙したが、深呼吸をしてゆっくりと答えた。

「君がキラ君か。俺は、君ほどではないが、アスランの親友だ。アスランは、君のことを心配していてね、是非こちらに来て欲しいと言っている。コーディネーターの君が、地球連合軍で不当な扱いを受けているのではないかとも心配している。君がパイロットになっていたとは、こちらの想定外だが、どうだろう。このままザフトに来てくれないか。アスランの親友ならば、俺達は君を歓迎するよ。」

だが、僅かな沈黙の後に来たのは拒否の意思だった。

「ごめんなさい。僕には、守りたいものがあるんです。ですから、ザフトには行けません。」

アスカは、内心では相手を毒づきながらも、言葉遣いは丁寧に問いかけた。

「出来れば、君を討ちたくはない。だから、どうしてもこっちに来れないのなら、パイロットを降りて欲しい。それが無理なら、せめて攻撃を手加減してくれないか。君の攻撃で、アスランやアスランの友人が死ぬなんて、君は嫌じゃないのか?」

だが、やはりキラの返答は拒否に近かった。

「でも、ザフトの攻撃で、大勢の人が死んだんですよ。僕の友人も死んだかもしれない。それに、僕が戦わないと、僕の仲間が死んでしまうかもしれないんです。だから、僕は仲間を守るために戦います。」

アスカは、『この、分からず屋!』と叫びたくなるのを必死に我慢した。ここは北風ではなく、太陽が必要だと判断したからだ。キラを殺すことが出来ない以上、少しでも戦意を奪う必要があると考えた。

「そうか、それじゃあ戦うしかない。でも、戦うのならせめて俺の紅いジンか、イージスか、ブリッツにしてくれ。この3機のパイロットならば、アスランとその親友達だから、君をなんとか傷つけないようにと気をつけながら戦うようにするから。例え、君が俺達の仲間を討とうとも、この3機ならばいつでも君を受け入れるから。だから、その気になったら、いつでもザフトに来てくれ。俺は、アスランのことを信じている。だから、君もいつかはこっちに来てくれるものと信じる。俺達は、いつまでも君を待っている。それだけは、覚えておいてほしい。」

アスカは、そこで通信を打ち切った。既に、必要な時間は稼いだと判断したからだ。アスカは、先程からストライクもどきにハッキングを仕掛けていた。レーザー通信にウイルスを仕掛け、無線でのハッキングを可能にしたのだ。それがようやく成功し、ストライクもどきの動きをある程度コントロールすることが出来る様になった。目指すはバスターもどき。こいつを突破すれば道は開かれる。

「ようしっ、行くわよっ!」

アスカは、ストライクもどきとジンを全速力で動かした。今のところ敵の攻撃は止んでいるし、敵とガモフとの間にはバスターもどきしかいない。こいつを突破すれば、何とか逃げきれる可能性が出てくる。そのバスターもどきからの攻撃も今は無い。アスカがいけると思った瞬間、突然バスターもどきが撃ってきた。

「ちいっ!こいつは、やっぱり軍人だったのねっ!」

アスカが恐れた通り、バスターもどきはキラの生命の危険をかえりみずに撃ってきた。アスカは、迷わず通信とボイスチェンジャーのスイッチを同時に入れた。

「キラ・ヤマト。これが、お前の仲間の正体だ。君が死んでも構わないらしい。だが、俺達は違う。」

アスカはそこで通信を切ると、ストライクもどきを上斜め後方に蹴り出した。これで、ストライクもどきに流れ弾が当たる心配はない。キラが死んでも構わないのならば、バスターもどきにぶつけるのが正解なのだが、その方法だとバスターもどきに撃墜される危険がある。そこで、次善の策として考えついたのがこの方法だ。

「ようしっ!今よっ!」

バスターもどきのパイロットは、アスカの行動が意外だったらしく、下に回ったジンに対しての反応が一瞬遅れた。その隙を衝いて、アスカは一気にバスターもどきの下を抜けようとした。だが、後方から激しい銃撃を浴びてしまい、右足に被弾してしまう。被弾と同時に右足は爆発し、機体が激しく揺れた。

「きゃあっ!」

思わず、アスカは叫んでしまった。だが次の瞬間、アスカはなんとか根性で機体を持ち直し、逃げる努力を続けた。しかしそれも束の間、今度は左足に被弾してしまう。今度も同じように機体が激しく揺れた。

「ちくしょうっ!こうなったらっ!」

アスカは腰の銃を後方へと投げつけた。すると、数秒後にはその銃が被弾し、大爆発を起こした。

「良し、この隙にっ!」

アスカは、この一瞬に全てを賭けた。爆煙で敵がジンを見失った隙に逃げる方角を変えて、なんとか逃げきろうと考えたのだ。だが、敵のバスターもどきのパイロットの腕は想像以上だった。爆煙をものともせずに激しい砲撃を加えて来たのだ。そのうちの一条が、紅いジンに着弾。直撃を受けたジンは、次の瞬間爆散した。




「姉さーーーーんっ!うわああああああああああああああああああああああああああああああっっっっっ!」

援軍を引き連れて来たがあと一歩で間に合わず、紅いジンの爆発を見たニコルは、涙を流して絶叫した。こみ上げて来る怒りに全身が震え、身体中の血が沸騰する。

「ちくしょうっ!よくもアスカをっ!」
「ナチュラルのくせにっ!」
「おまえらあっ!よくもおっ!」
「絶対に許せないっしょ!」

ミゲルも、ディアッカも、イザークも、ラスティも、激しい怒りに顔が歪む。

「バスターもどきは、僕が殺りますっ!邪魔する人は、誰だろうと殺しますよっ!」

修羅と化したニコルは、先頭を切ってバスターもどきに突撃した。もちろん、残る4人も目を血走らせて獲物に襲いかかる。

「俺は、あいつだっ!」

ミゲルは、最も近い位置にいたマユラの乗るアストレイに突進する。激しい銃撃を浴びたが、左腕1本を犠牲にしつつもマユラ機を一刀両断にした。

「堕ちろーっ!」

ラスティは、ジュリのアストレイにビーム砲を集中し、頭と両手両足を吹き飛ばした。

「生意気なんだよっ!ナチュラルのくせにっ!」

イザークは、マナのアストレイにビームサーベルで斬りかかり、激しい打ち合いの末に袈裟懸けにした。

「これで、オーブの連中は最後だっ!」

ディアッカは、アサギのアストレイに砲火を集中し、たちまちのうちに吹き飛ばした。

「「「「見たかッ!これが、クルーゼ隊の真の力だっ!」」」

ミゲル達は、雄叫びを上げた。




「こ、これがザフトの底力なの?」

戦闘が始まって5分も経たないうちにアストレイ隊が全滅して、初めてレイは敵を甘く見ていたことに気がついた。不幸中の幸いか、マナ達は全員脱出して無事だ。だが、自分達が倒されたら、マナ達を待つのは死か捕虜だ。女にとって捕虜になることは、時には死よりも恐ろしい。

「絶対に、みんなを守ってみせる……。」

レイは、今まで封印していた秘めたる力を使う決心をした。そこに、一度は攻撃をはね返したブリッツガンダムが、再び襲いかかってきた。

次回

あとがき

戦闘シーンは難しいですね。いっそのこと省略したい……。いや、次回は省略するかも……。

マナ達が助かったのは、パイロットの脱出装置が良かったのか、パイロット連中が手を抜いたのか、その辺はあいまいにします。

ミゲルを生かしたことに、ちょっぴり後悔しました。本当は、
「「「「見たかッ!これが、ザフトレッドの真の力だっ!」」」
というセリフにしたかったからです。それとも、ミゲルを赤服にすれば良かったのか。


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Red Warrior Phase7 [Red Warrior]

Red Warrior in the Seed World


PHASE7 行方不明になった歌姫

「しっかし、参ったわねえ。アスランの親友がいるかもしれないなんて。」

そう言いながら、アスカは頭を抱えていた。アスランは、親友のキラがクサナギか足付きに乗っている可能性は低いと言っていたが、アスカは逆の見方をしていた。ガンダムを奪取した現場に居合わせたということは、連合の秘密兵器を見てしまったということだ。民間人ならば、それだけで拘束されて連行される可能性が高い。もし軍人だとしたら、コーディネーターであることから、テストパイロットにされている可能性も高い。いずれにせよ、足付きに乗っている可能性が高いと思われるのだ。アスカの勘は、後者を指していた。

「何とか生きて捕まえられないかしら。いいえ、それより前にいるかいないか、はっきりさせないと。」

アスカは唸ったが、良い考えが浮かばずにう~んと考え込んで悩んだ。そこへ、ひょっこりとニコルがやって来た。

「どうしたんですか、姉さん。敵を倒す、良い考えでも浮かんだんですか?」

期待に満ちたニコルの表情が、アスカの話を聞いて、見る間に陰っていった。

「そうですか、アスランの親友ですか。そりゃあ、やりにくいですよね。」

ニコルは、大きくため息をついた。

「やっぱり、アンタにも良い考えなんて無いか。」

アスカも、ニコルと一緒に大きくため息をついた。分かってはいたが、今のところ妙案は無い。ただでさえ困難な任務であるのに、更に難しいものになってしまったのである。前途多難のアスカであった。




その後、クルーゼ隊は何度か足付きに攻撃を仕掛けた。最初の戦いは小手調べであったが、次からの攻撃は本格的に攻めて行った。にもかかわらず、アスラン、ニコル、イザーク、ディアッカ、ラスティら5機のガンダム部隊は、敵のMSを1機も落とせなかった。

足付きのMSは、バスターもどき(レイの乗るバスターダガー)の砲撃が的確で、デュエルもどき(シンジの乗るデュエルダガー)に有効な攻撃を与えられないからだ。そのうちに、ストライクもどき(キラの乗る105ダガー)の腕が急激に上がっていって、近付くことさえ難しくなっていったのだ。しかも、敵のストライクもどきは、ラスティのストライクと違って、装備を換装して戦っていたため、かなり手ごわい存在になっていた。もしかしたら、ストライクも同じような換装システムが採用されているのかもしれないが、換装する装備はこちらにはないのだ。

そういう表面上の理由に加えて、キラの件があって、アスランとニコルの攻撃の手が緩かったこともある。その上、イザーク、ディアッカ、ラスティらは、アスカから敵のパイロットを可能な限り生け捕りにするよう頼まれていたため、これまた攻撃に精彩を欠いていたのだ。

OSは、ジンのものを改良した結果、動きが見違えるほど良くなり、クルーゼの推論が当たっていたことを示していた。だが、それでも敵の方の動きの方がやや上回っているようだった。もっとも、ガンダム5機はジンと比べればかなり良い動きをするようにはなっていたが、おそらく本来のスペックはもっと上なのだろう。

一方、オーブMSの4機(マナちゃんズ)のチームワークの前に、クルーゼのシグー+ジン部隊も攻めあぐねていた。機体性能、武器とチームワークはマナちゃんズの方が上で、パイロットの技量はクルーゼ達の方が上。そのため、お互い敵を撃墜するまでには至らなかった。

そうして攻めあぐねているうちに、プラント本国からクルーゼに対して出頭命令があった。評議会にて、先日クルーゼ隊がヘリオポリスを崩壊させた件について、報告せよと言うのだ。

「ふっ。今頃、評議会はてんやわんやだろうな。仕方ない、戻るしかなかろう。」

そう言って、クルーゼが簡単に足付きの追討を断念したため、部下から反対の声がでた。ここまで追いかけてきたのに、手ぶらでは帰れないと。それに対しクルーゼは、戻るのは自分の艦だけにして、もう一隻の艦のガモフに引き続き足付きを追わせることにした。足付きを追うパイロットは、ミゲル、ディアッカ、イザーク、ラスティ、ニコル、アスカの6人とした。アスランと数人のパイロットは、クルーゼと一緒に戻るのだ。

クルーゼは、当初はアスカを連れて帰る予定だった。国防委員長のパトリックから、アスカを危険な任務から遠ざけるように言われていたことと、アスカがいると評議会議員の心証が良いと考えたからである。それは、アスカの親友のラクスの父シーゲルが評議会議長であり、アスカの義父が評議会議員のユーリであるからだった。

だが、当のアスカに命令する前に、本人から是非足付きを追いかけたいと懇願された。と同時に、自分は実際に戦っていないから、評議会で証言するには適さない、アスラン達の方が向いていると言われて思い直した。確かに、アスランならばアスカほどではないが、シーゲルやユーリの受けは良い。強硬派のパトリックの息子にも係わらずにだ。それに、アスランはヘリオポリス侵入の実行部隊にいたし、敵の新型兵器と何度も戦っている。評議会議員に敵新型兵器の脅威を説明するには、アスランの方が適任かもしれない。

「分かった。君には、引き続き足付きを追ってもらおう。だが、無理は禁物だ。いいな。」

「はい、ありがとうございます。」

クルーゼに足付きを追う許しを得て、アスカはにっこりと微笑んだ。そして、併せて本国にいるある人物への伝言をお願いしたのである。

だが、その後足付きはユーラシア連邦の軍事要塞アルテミスに逃げ込んでしまった。アルテミスというのは、「全方位光波防御帯」という特殊な防御兵器を擁し、敵の攻撃を悉く退けていた、難攻不落の要塞だったのである。このため、アスカ達ザフトは、離れた所から様子を見るしかなかった。




「お久しぶりですね、ガルシアおじさま。」

「おお、レイちゃんか。しばらく見ないうちに、一層可愛らしくなったな。」

アルテミスでは、レイが太った男と会っていた。レイは、その男-アルテミスの司令官のガルシア-と知り合いだった。レイの養父は、以前ガルシアが死にかけた所を助けたことがあったので、ガルシアはレイに出来得る限りの便宜を計ることを約束した。そのため、アークエンジェルとクサナギは、武器弾薬や食料の補給を受けることが出来た。そのお礼にと、レイはガルシアの元へと訪れた。

「おじさまに、渡したいものがあります。私達が開発した、新型機動兵器のデータです。これまでの実戦データも含まれています。必ずや、おじさまのお役に立てると思います。」

そう言って、レイはデータディスクをガルシアに差し出した。その中には、D兵器の設計等のデータは含まれていたが、G兵器のデータはダミーデータにすり替えられていた。ユーラシア連邦に大西洋連邦の最新技術が渡るのを防ぐためである。D兵器は、G兵器の廉価版とも言うべき位置付けであり、最新技術よりもコストパフォーマンスの高い技術が優先して使用されていたという事情があったからである。

「おや、いいのかい。そんなに大事な物を。」

ガルシアは、データディスクを受け取るのを一瞬ためらったが、レイは是非受け取るようにと言った。

「私達は、無事にこのデータを味方に渡せるかどうか分かりません。それならば、おじさまに託して、少しでも味方にデータが渡る様にしたいのです。それに、このデータの最も重要な部分は、大西洋連邦でなければ解読出来ないようになっています。ですから、このデータは最終的に私達の国に渡る様になっています。」

それを聞いて、ガルシアは微笑んだ。

「なんだ、レイちゃんは結構しっかり者なんだな。」

「ええ、まあ、そうですね……。」

レイは、一体何と言って良いのか分からずに言葉を濁し、愛想笑いをした。続けてレイは、監視付きでも良ければ好きなだけデータ取りをしても良いと伝えた。基本的には今渡したデータ以上のものはないはずだが、それを確認したければ好きなだけしても良いという趣旨だった。だが、ガルシアはそこまではしないと答え、それで話は終わりになった。どうやら、レイの言葉を額面通りに受け取ったようだった。

だが、ガルシアもしっかり者だったようだ。レイがデータを渡した後、補給のスピードが上がり、補給量が3倍近くになったからだ。おそらく、ガルシアは交渉や、場合によっては力付くでデータを横取りしようと企んでいたようだ。レイはそれを察知し、ガルシアとの関係が良好なうちにデータを渡すことにしたのである。狐と狸の化かし合いは、狐の勝利に終わったようだ。




レイがガルシアとの話から戻って来ると、マリューは真っ先にお礼を言った。無論、レイは当然のことなので気にしないようにと言って微笑んだ。

次にマリューは、これらの行動についてどうするのかレイに相談したが、レイも特に妙案を持っているわけではない。そこで、士官以上の者とMSパイロットを集めて協議することにした。クサナギからは、マナとパイロット達も呼ぶことにした。

士官以上の者としては、マリュー以外にはムウ大尉、レイ大尉、ナタル少尉の3人が該当する。パイロットは、シンジとキラである。それにマナ達4人が加わって、総勢9人が集まることになった。




「では、皆さん。何か、これはという考えをお持ちの方はいるかしら。」

ブリッジに集まった面々を前にマリューが問いかけたが、みな顔を見合わせるばかりだった。そこに、ムウがおずおずと手を挙げた。

「あまり良い方法じゃないんだが、デブリ帯を通るのはどうかな。補給を受けたとはいえ、水だけは十分な補給が受けられなかった。でもな、デブリ帯には十分な水がある。」

それを聞いて、皆は目を白黒させた。ただ一人、ナタルだけがムウの言いたいことが分かったようだ。

「ユニウスセブンですね……。」

ナタルの問いに、ムウは頷く。

「あの~、どういうことなんですか。」

そこに、シンジが首を傾げながら尋ねた。いま一つ、事態が飲み込めていないようだった。マリューが口を開こうとしたその時、レイが苦々しい表情で呟いた。

「墓場荒らしをするのね……。」

「えっ……。どういうことなの?」

シンジは、まだ分からないらしい。再び間抜けな顔をして聞いてきた。皆が呆れる中で、マナが優しく答える。

「シンジ、ユニウスセブンを知らないの。戦争のきっかけになった、核兵器で破壊された農業プラントよ。農業プラントと言うくらいだから、大量の水が残っているはずなのよ。それを頂こうっていう訳なのよ。でもね、ユニウスセブンには未だに大勢の犠牲者が手つかずに眠っているから、ある意味で墓場とも言えるのよ。そこの水を頂こうっていうから、言わば墓場荒らしみたいなものね。」

「あっ、そうなんだ……。」

今度は、ようやく理解したようだった。

「でもな、俺達は生きている。だから、これからも生きなくちゃいけないんだ。なあに、ほんの少し水を頂くだけさ。」

最後にムウがそう言って、その場を締めた。それから、モビルスーツ中心となって補給作業を行うことが伝えられ、シンジ達は早速発進準備に取りかかる様に要請された。シンジは、キラと協力し、悪戦苦闘しながら準備を進めていった。

それからしばらくして、太陽活動の影響でレーダーが乱れた隙をついてアークエンジェルとクサナギはアルテミスを発進し、追いすがるガモフを振り切ることに成功した。




「なんですって!ラクスが、行方不明ですって!」

足付きの足どりが掴めなくなった頃、デブリ帯に向かうガモフに、驚くべき情報が入った。アスカの親友ラクスが、「血のバレンタイン」の悲劇追悼一周年式典に出席するために、慰問団の団長としてユニウスセブンの残骸に向かったが、慰問団ごと消息を絶ったというのだ。それを聞いたアスカは、興奮して大声をあげていた。

「姉さん、いいから落ち着いてよ。ここで姉さんが興奮したって、ラクスさんが見つかる訳でもないし。」

弟のニコルが、アスカをなだめようと必死になる。

「そんなこと言ったって!ラクスが行方不明なのよっ!黙って居られる訳がないでしょ!」

だが、アスカは収まらない。ジンで出撃しようと言いだした。

「ちょっと待ってよ。出撃許可を取らないとまずいよ。そうしないと、パイロットを降ろされちゃうよ、姉さん。」

それを聞いて、アスカは固まった。確かに、ニコルの言う通りだからだ。無断で出撃なんかしたら、最悪二度とパイロットにはなれなくなるかもしれない。そこで、アスカは直ぐに頭を切り替えた。

「ニコル、艦長の所に行くわよ。ラクス捜索の出撃許可を貰うのよ。」

そう言うなり、嫌がるニコルを引きずって、アスカはブリッジへと向かった。そうして、アスカは凄い剣幕で艦長を説得し、見事出撃許可を得ることが出来たのである。無論、アスカの後ろには、アスカに無理やり拉致されたパイロット全員が並び、アスカが何か言う度にカクカクと頷いていたのではあるが。この頃既に、クルーゼ隊の赤服パイロット達は、アスカの下僕となりつつあった。




出撃許可を取ったものの、ラクスの乗った艦-シルバーウィンド-が消息を絶った場所まではあと半日はかかるため、アスカは作戦会議を開くことにした。場所はアスカとニコルの部屋で、メンバーは、ミゲル、ディアッカ、イザーク、ラスティ、ニコルにアスカを加えた6人である。アスカとニコルは各々のベッドに腰をかけ、他のメンバーは適当に椅子を持ってきて座った。

「さあて、どうしようかしらね。何か良い案を持っている人はいるかしら?」

アスカの問いに、ミゲルは2人一組になって探すことを主張した。探せる範囲は半分になるが、万一地球連合軍に遭遇した時のことを考えると、無難な案である。これには、全員が賛成した。

「じゃあ、パイロットの組合せはどうしようかしら。」

次のアスカの提案に、イザークを除く全員が自分とアスカを組む案を主張した。

「俺が年長者だからな。一番実戦経験の無いアスカと組むのが妥当だ。後は、イザークとディアッカ、ラスティとニコルが組めば良い。」

ミゲルの主張に、ディアッカは反論する。

「いや、アスカの機体は火力が弱い。だから、一番火力の強い機体であるバスターと組むべきだぜ。後は、イザークとミゲル、ラスティとニコルが組めばいいだろ。」

だが、ラスティも黙っていない。

「ちょっと待てよ。ディアッカの機体は、遠距離専用だろ。近距離専用のブリッツと組むべきだろうが。後は、ガンダムを分ける方が良い。だから、イザークとミゲル、俺とアスカの組合せっしょ。」

そこに、ニコルも負けずに口を出す。

「悪いですが、相性から言うと姉さんと一緒に組むのは僕が適任です。後は、イザークとディアッカ、ミゲルとラスティが組んだ方が良いですよ。」

などと言い合って、お互い一歩も引かない。

「う~ん、どうしようかしら。」

それぞれの意見に一長一短があり、アスカは迷った。すると、いつの間にか皆がアスカの方を黙って見ていることに気がついた。みんなが自分の意見を待っていると思い、アスカは全部の組合せのメリット・デメリットを頭の中で素早く整理していった。だが、やはり絞りきれなかった。そのうち、ふと気がついた。みんなの目が、何故か下の方を向いていることに。

「あっ。」

アスカは、思わず声を出してしまった。いつの間にか、アスカは右足を立ててしがみついていたことに気付いたからだ。
アスカの顎は、右足の膝の上に乗っており、当然ながらミニスカートがめくれて紅いショーツが丸見えになっていた訳で……。

「アンタ達、見てたわね?」

アスカがギロリと睨むと、みんなバツが悪そうに目を逸らした。

次回


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Red Warrior Character2 [Red Warrior]


キャラクター一覧その2(年齢は、C.E.70.12末現在) 

ネタバレ注意!

※種キャラの年齢設定等は、原則として公式ガイドやさくらさんのサイトの「ガンダムSEED&DESTINY大辞典」等を情報源にしています。分からない場合は、作者が推定しています。メカも同様です。また、公式ホームページや◇ゲームのホームページ◇に殆どの種キャラの絵が掲載されています。SEEDキャラの素材は、さんから借りました。

プラント及びZAFT(ザフト)軍の登場人物

(高校2年生に相当)
◎ミゲル・アイマン(17歳)[コーディネイター]
ザフト軍パイロット。金髪を七三分けしていて、一見クールであるが、性格は陽気で人当たりが良く、先輩としてアカデミー時代のアスランやイザーク達の面倒をよく見ていた。ジンに搭乗。「黄昏の魔弾」の異名を持つエースパイロットで、オレンジの塗装とドクロのマーキングを施したカスタムジンを持つ。

◎ディアッカ・エルスマン(16歳)[コーディネイター]
54/3/29生
ザフト軍赤服パイロット。短い天パーの金髪で、肌が浅黒く、精悍な顔つきをしている。基本的に陽気な性格だが好戦的な一面もある。バスターガンダムに搭乗。ナチュラルを見下しており、イザークとよくつるんでいる。

(高校1年生に相当)

◎ラスティ・マッケンジー(16歳)[コーディネイター]
ザフト軍赤服パイロット。紅茶色の髪で、碧眼。一見ドライな感じだが、実は明るくさばけた性格。ストライクガンダムに搭乗。アスラン、イザーク達とはアカデミー時代の同期生同士。


◎イザーク・ジュール(16歳)[コーディネイター]54/8/8生
ザフト軍赤服パイロット。白銀の髪でおかっぱ頭。意地悪なおぼっちゃま風な感じ?口は悪いが、根は優しい。デュエルガンダムに搭乗。アスランにエースパイロットの座を奪われ、彼に対し粘着質な感情を持つ。


◎惣流・アスカ・ラングレー(16歳)[ナチュラル?]
(54/12/4生)
主人公で、ザフト軍赤服パイロット。金髪碧眼のスーパー天才美少女で、秘めたる力を持つが、皆には隠している。現在は、アスカ・アマルフィと名乗っている。血のバレンタインで同級生を皆殺しにされ、仇討ちとザフトへの入隊を決意する。義弟のニコルを溺愛している。

◎ラクス・クライン(15歳)[コーディネイター]55/2/5生
優しく丸い目をした腰まで届くピンクの長い髪を持つ、天然系お嬢様タイプの美少女。歌が好きで、歌姫とも呼ばれている。アスランの婚約者でアスカの親友。アスランから贈られたハロが大好き。

(中学3年生に相当)
◎アスラン・ザラ(15歳)[コーディネイター]55/10/29生
ザフト軍赤服パイロット。黒髪で、おでこを見せている。世間知らずのおぼっちゃま風な感じ。イージスガンダムに搭乗。ラクスの婚約者でニコルの親友。キラの親友でもある。血のバレンタインで母親が亡くなったため、ザフトへの入隊を決意する。


◎ニコル・アマルフィ(14歳)[コーディネイター]56/3/1生
ザフト軍赤服パイロット。天パーの薄い緑灰色の髪。肌が白く、天使のように優しい雰囲気の美少年。ブリッツガンダムに搭乗。ピアノを愛する優しい少年で、アスランを兄のように慕う。


◎ラウ・ル・クルーゼ(27歳)[ナチュラル?]
ザフト軍の軍人でアスランたちの上官。常に仮面で素顔を隠している謎多き人物。
◎アデス[コーディネイター]
ガンダム強奪作戦に赴いたヴェサリウスの艦長。


◎ロミナ・アマルフィ[コーディネイター]
ニコルの母で、アスカの義母。上品で優しい女性。
◎ユーリ・アマルフィ[コーディネイター]
アスカの養父。最高評議会議員でロボット工学専門家



◎レノア・ザラ[コーディネイター]
アスランの母。農学者。血のバレンタインによって死亡した。
◎パトリック・ザラ[コーディネイター]C.E.23生(スカンジナビア王国出身)
アスランの父。最高評議会議員で国防委員長



◎シーゲル・クライン[コーディネイター]C.E.22生(大西洋連邦出身)
ラクスの父。最高評議会議長




◎リツコ・アカーギー[ナチュラル?]
ネコ好きな科学者。アスカの友人でもある。




(注1)[コーディネイター]生まれる前に、遺伝子操作を受けた人間。基本的に美男美女。
(注2)[ナチュラル]生まれる前に、遺伝子操作を受けていない人間
(注3)赤服パイロット:ザフト軍のエリートパイロット

◇アークエンジェル・クサナギの登場人物

地球連合及び地球連合軍の登場人物
オーブ連合首長国の登場人物

(高校1年生に相当)

新世紀エヴァンゲリオン コレクターズディスク・鋼鉄のガールフレンド版
○マナ・キサカ(16歳)オーブ軍小尉[ナチュラル?](54/4/11生)
オーブ軍軍人。茶髪で少し垂れ目の明るく可愛い女の子。ヘリオポリスのカレッジに通いつつも、モルゲンレーテ社に派遣されて、MSのテストパイロットをしていた。ミリアリア、レイ、フレイと仲が良い。



●シンジ・アルスター(16歳)[ナチュラル?](54/6/6生)
フレイの義兄。優しくて料理が得意だが、優柔不断で気が弱い。一見普通の人だが、秘めたる力を持つらしい。ヘリオポリスのカレッジに留学していたが、人付き合いが苦手なため友人は少ない。



○サイ・アーガイル(16歳)[ナチュラル]54/7/20生
工業カレッジの学生でフレイの婚約者。メガネをかけた、穏やかな性格の理知的な少年。トール、キラ、カズイの友人。CICに詰めるが後にオペレーターに席を移す。



○ミリアリア・ハウ(15歳)[ナチュラル]55/2/17生
普段は優しくて大人しい感じの美少女。茶髪碧眼で、肩にかからない程度に髪を伸ばしており、前髪を真ん中で分けているため、おでこが少し見える。トールの恋人。ヘリオポリスでの戦闘に巻き込まれ、アークエンジェルに避難。CICに詰めMS管制を担当するが、後にオペレーターとして働く事に。マナ、レイ、フレイと仲が良い。



●レイ・ハルバートン(16歳)連合軍大尉
[ナチュラル?](55/3/30生)
連合軍軍人。蒼髪で紅い瞳をした、スーパー天才美少女。コーディネーターを遥かに凌駕する多彩な能力に加えて、秘めたる力を持つらしい。普段は口数が少ないが、月の女神のような優しさと、大地の様に固い意志を併せ持つ。ヘリオポリスのカレッジに通いつつも、モルゲンレーテ社に派遣されて、MSのテストパイロットをしていた。マナ、ミリアリア、フレイと仲が良い。アスカの恐るべきライバルになるかも…。

(中学3年生に相当)
○トール・ケーニヒ(15歳)[ナチュラル]55/4/11生
工業カレッジの学生でサイ、キラ、カズイの友人。ミリアリアの恋人。副操縦士を担当する。



○カガリ・ユラ・アスハ(15歳)[ナチュラル]55/5/18生
肩にかかる長さの金髪で大きな目をした美少女。無茶とも言える超活動的な性格で、言葉遣いがぞんざい。中立国オーブの政府高官の娘らしいが……?



○キラ・ヤマト(15歳)[コーディネイター]55/5/18生
工業カレッジの学生でサイ、トール、カズイの友人。資源衛星「ヘリオポリス」に暮らしている。ガンダム奪取作戦に巻き込まれ、その際にカガリと知り合う。



○カズイ・バスカーク(15歳)[ナチュラル]55/8/25生
工業カレッジの学生でサイ、トール、キラの友人。通信を担当。




●フレイ・アルスター(14歳)[ナチュラル]56/3/15生
くりっとした可愛い目を持つ、紅いセミロングの髪をした美少女。典型的なお嬢様タイプ。サイの婚約者。ヘリオポリスのカレッジに留学していた。マナ、ミリアリア、レイと仲が良い。



●ムウ・ラ・フラガ(27歳)連合軍大尉[ナチュラル]43/11/29生
地球軍のMAエースパイロット。ガンダムパイロットの受け渡しの護衛に就いていてザフト軍との戦闘に参加。以後、キラたちと行動を共にし、兄貴分的存在に。


●マリュー・ラミアス(25歳)連合軍大尉[ナチュラル]45/10/12生
地球軍大尉。こげ茶色のセミロングの髪型をしており、理知的なタイプの巨乳美女。平和を得るため、あえて戦いに身を置いているが人情派で女性らしい面を持つ。当初は新造戦艦「アークエンジェル」の副長としてヘリオポリスに来ていたが、艦長が戦死したため事実上の艦長となる。


●アーノルド・ノイマン(24歳)連合軍曹長 [ナチュラル]46/6/9生
連合軍軍人。アークエンジェルの管制官で操舵手。



●ナタル・バジルール(24歳)連合軍少尉[ナチュラル]46/12/24生
アークエンジェルの戦闘指揮官。短い黒髪をした理知的な感じの美女。軍人の家系に生まれたため、任務の遂行が最優先という典型的な軍人気質を持つ。時として彼女の冷静さが皆を救う事も。



●ダリダ・ローラハ・チャンドラII世(23歳)連合軍伍長 [ナチュラル]47/1/11生
連合軍軍人。アークエンジェルの通信士



●ジャッキー・トノムラ(23歳)連合軍伍長[ナチュラル]47/7/4生
連合軍軍人。アークエンジェルの管制官。CICに詰めている。



●ロメロ・パル(22歳) 連合軍伍長[ナチュラル]48/9/17生
連合軍軍人。CICに詰めアークエンジェルの射撃指揮を行う。



○アサギ・コードウェル(19歳?)オーブ軍下士官[ナチュラル]
オーブ軍軍人。肩に少しかかる長さのウエーブがかかった金髪を持つ。M1アストレイのテストパイロット。アネゴ肌の性格で、戦闘を無難にこなし、全体のフォローもこなす。テストパイロット三人組のリーダー格でもある。


○ジュリ・ウー・ニェン(18歳?)オーブ軍下士官[ナチュラル]
オーブ軍軍人。ピンクのメガネが似合うチャーミングな女性。M1アストレイのテストパイロット。セミロングの黒髪を持つ。



○マユラ・ラバッツ(17歳?)オーブ軍下士官[ナチュラル]
オーブ軍軍人。ボーイッシュな髪型で活動的な印象を残す女性。M1アストレイのテストパイロット。




◇その他
●デュエイン・ハルバートン
レイの養父



●ジョージ・アルスター
シンジの養父でフレイの父

●ガルシア
要塞アルテミスの司令官

◇所属未定(登場するかどうかも未定)
●ミサト・デッカパイン(?歳)連合軍[ナチュラル?]
明るく気さくな巨乳美人





●マヤ・ズーレ(?歳)連合軍[ナチュラル?]
優しく気さくな微乳美人





●ヒカリ・ホラーキー(16歳)連合軍[ナチュラル?]
優しく真面目な女の子





○トウジ・ベルフィールド(16歳)オーブ軍
[ナチュラル?]
大阪弁の男の子




○ケンスケ・オタッキー(16歳)オーブ軍
[ナチュラル?]
情報収集能力に優れた男の子




●リョウジ・カジーノ(?歳)連合軍少尉
[ナチュラル?]
凄腕の戦闘機パイロット





○カヲル・ナギサ(?歳)[ナチュラル?]
不思議な雰囲気の男の子




●キョウコ・ツエッペリン(?歳)連合軍[ナチュラル?]
優秀な科学者

○ユイ・イカーリー(?歳)オーブ軍[ナチュラル?]
優秀な科学者

(注4)この設定は暫定的なものです。話の都合上、予告なく変更される可能性があります。

◇恋愛・友情関係 ◎ミゲル、ディアッカ、ラスティ、イザーク、ニコル→アスカが好き。 ◎アスカ→アスラン、ニコルが好き。他にも気になる男がいるらしい。 ◎アスラン→ラクス、アスカが好き。 ◎ラクス→アスランが好き。 ●レイ→? ●シンジ→マリュー、ナタル、アサギ、ジュリ、マユラ、ミリアリア、レイ、マナ、フレイが好き。他にも気になる女の子がいるらしい。 ●フレイ→サイ、シンジが好き。 ○マナ→シンジが大好き。 ○サイ→フレイが大好き。 ○ミリアリアとトール→相思相愛 ○キラ→マリュー、ナタル、レイ、マナ、フレイが好き。 (注)この設定は暫定的なものです。話の都合上、予告なく変更される可能性があります。


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Red Warrior Mechanic1 [Red Warrior]

Red Warrior in the Seed World 

メカニック一覧(最新版)

(注1)◎ザフト軍製作のメカ・●地球連合軍製作のメカ・○オーブ連合首長国製作のメカ
(注2)モビルスーツ(MS):人型の機動兵器。エヴァと違い機械のみで出来ており、主にバッテリーで稼働する。

◇ザフト軍のメカ

MS IN ACTION!! デュエルガンダム●デュエルガンダム:イザークの愛機。汎用性の高いオーソドックスな機体。本機は「G」開発計画中最初期に設計された機体であり、他のGAT-X機のアレンジの基本形ともなっている。 それ故本機にはこれといった特徴が無く、他のGAT-X機に比べスペック的にやや見劣りしているようである。全高:17.50m。
[武装等]頭部75mm対空自動バルカン砲塔システム「イーゲルシュテルン」×2、175mmグレネードランチャー装備57mm高エネルギービームライフル、ビームサーベル×2、対ビームシールド、PS装甲


1/100 バスターガンダム●バスターガンダム:ディアッカの愛機。遠距離の重砲撃戦を主に追求した機体。右腕のレールガン350mmガンランチャーは、多数の弾丸を広範囲にばら撒く面制圧用の武装である。左腕の94mm高エネルギー収束火線ライフルは、通常の艦砲をも上回る出力・射程を誇っている。 これら2つの砲は互いに連結させる事ができ、更に威力を倍化させる事が出来る。ライフルを前に組んだ場合は、超高インパルス長射程狙撃ライフル、逆にランチャーが前の場合は対装甲散弾砲をいう2パターンに組み替えられる。 全高:18.86m。
[武装等]・350mmガンランチャー(右砲)、94mm高エネルギー収束火線ライフル(左砲)、220mm径6連装ミサイルポッド×2、PS装甲


1/100 ブリッツガンダム●ブリッツガンダム:ニコルの愛機。動きの素早さを主に追求した機体で地上における近接格闘戦を想定して設計をしている。また一定時間、機体を透明にし、レーダーにも反応しない特殊装備(ミラージュコロイド)をもっている。PS装甲を採用し、ビーム以外の実体弾に絶大な防御力を持っている。全高:18.63m。
[武装等]攻盾システム<トリケロス>(ビームサーベル・50mm高エネルギーレーザーライフル・3連装超高速運動体貫徹弾「ランサーダート」)、ピアサーロック「グレイプニール」、PS装甲


1/100 イージスガンダム●イージスガンダム:アスランの愛機。宇宙、空中での高速戦闘能力に優れた機体。大きな特徴はMAへの変形能力で他の4機のガンダムとはフレーム構造が根本的にことなっている。全高:18.86m。
[武装等]頭部75mm対空自動バルカン砲塔システム「イーゲルシュテルン」×2、60mm高エネルギービームライフル、ビームサーベル×4、対ビームシールド、腹部580mm複列位相エネルギー砲「スキュラ」、PS装甲


1/60 ストライクガンダム●ストライクガンダム:ラスティの愛機。本来は「ストライカーパックシステム」を採用し、スタンダードな中距離宇宙戦仕様、長距離砲を装備した砲撃戦仕様、実剣を装備した接近仕様の3タイプに兵器を換装できる白が基調のオールマイティな機体である。だが、現在はその性能を出し切れていない。全高:17.72m。
[武装等]頭部75mm対空自動バルカン砲塔システム「イーゲルシュテルン」×2、コンバットナイフ「アーマーシュナイダー」×2、57mm高エネルギービームライフル、対ビームシールド、バズーカ、PS装甲


HG 1/144 モビルジン
◎ジン:ザフト軍の量産型モビルスーツ。様々な武器を装備できる汎用性の高い機体。全高:21.43m。強行偵察用、空戦用、寒冷地用、水中用、砂漠用など、様々なバリエーションがある。発展型にジンハイマニューバがある。ミゲル専用ジンはオレンジ色。
[標準武装]重突撃機銃、重斬刀、特火重粒子砲、無反動砲、短距離誘導弾発射筒×2、3連装短距離誘導弾発射筒×2


HG 1/144 モビルシグー◎シグー:ザフト軍の指揮官用モビルスーツ。ラウ・ル・クルーゼが搭乗する。ジンに次ぐザフト軍戦闘用MS。主に指揮官用の機体であり、各スペックはジンを上回っている。左腕に装備された「M7070 28mmバルカンシステム内蔵防盾」は攻防一体を目的とした複合武装。ジンに変わる主力機として量産予定だったが、小型ビーム兵器を標準装備した連合軍のGAT-Xシリーズの登場によって、同じくビーム兵器を標準装備したZGMF-600ゲイツが配備された事により、結局少数生産に留まっている。全高:21.43m。


HG 1/144 ガンダムアストレイ(ブルーフレーム)○アストレイ ブルーフレーム:アストレイはオーブ連合首長国の半公営企業である軍事企業モルゲンレーテ社が、大西洋連邦(以下:連邦)より提供されたMS開発技術を取り込んで完成させた機体である。「高い機動性により敵の攻撃を回避する」という防御コンセプトの元で開発された。全高:17.53m。 
[武装等]75mm対空自動バルカン砲塔システム「イーゲルシュテルン」×2、ビームライフル、ビームサーベル×2、対ビームシールド、アサルトナイフ「アーマーシュナイダー」×2


HG 1/144 デュエルガンダム アサルト
○◎デュエルガンダム アサルトシュラウド:アサルトシュラウドは、デュエルに、ザフトが独自に追加した武装パーツ。バックパック及び脚部に追加された高出力スラスターによって機動力を強引に確保している。コンセプトは火器や推進器を内蔵した複合装甲によってMSの火力・機動力・防御力を一度に強化するというもの。



◎ジン・ウォーリア:ジンをカスタマイズしたモビルスーツではあるが、別機体と言えるほど外観や構造が変わっている。近接戦闘用に特化された機体であるため、かなり技量の高いパイロットでないと扱えない。アスカが操縦することにより、秘めたる力を示す。4つの目が特徴的な頭部は、補助光学カメラと電磁波センサーを各4つ備えている。
[標準武装]ポジトロンライフル、スマッシュホーク、短距離誘導弾発射筒×2、3連装短距離誘導弾発射筒×2
[近距離武装]プログナイフ、プログダガー、ソニックグレイブ、マゴロク・E・ソード、デュアルソー
[特殊武装]マステマ:長距離攻撃用N2迫撃弾×2、中距離攻撃用大型120ミリ機関砲、近距離攻撃用プログレッシブ・ソードの複合兵器。


MG 1/100 フリーダムガンダム
◎フリーダムガンダム:ザフト軍が奪取したGATシリーズ(ガンダム)のデータを元に開発が始まったばかりの機体。動力は従来のバッテリー方式ではなく核エンジンである。「二ュートロンジャマ-キャンセラー」を持つことで、無限ともいえる電力供給はPS装甲をダウンさせることは無い。背中にビーム砲、腰にレールガンと大口径兵器を二門ずつ装備し、無敵ともいえる強さを持つ。


1/100 ジャスティスガンダム
◎ジャスティスガンダム:フリーダムとは兄弟機にあたる。フリーダムと同様にニュートロンジャマーキャンセラーを装備し、落ちることのないPS装甲、ハリネズミのごとく火器を武装した最強のMS。

◎ヴェサリウス:ガンダム強奪のためにザフト軍が使用した、ナスカ級高速戦闘艦。全長:約255m。MS搭載数は最大6機

◎ガモフ:ローラシア級MS搭載戦闘艦。ガンダム強奪作戦に参加後、数機のガンダムを搭載する。全長:約170m。MS搭載数は最大6機。

◇アークエンジェル・クサナギのメカ

●デュエルダガー:デュエルの量産機で薄いグレーに青が基調の汎用性の高いオーソドックスな機体。アークエンジェルでは、主にシンジが搭乗する。
[武装]頭部対空自動バルカン砲塔システム×2、ビームライフル、ビームサーベル×2、シールド

●バスターダガー:バスターの量産機で白地に緑が基調の機体。当初、105ダガーに砲撃用ストライカーパックを装備する予定だったが、性能強化のため、機体ごと新設計となった。アークエンジェルでは、主にレイが搭乗する。全高:17.81m。
[武装]3連装ミサイルポッド×2、ガンランチャー、収束火線ライフル 、ビームサーベル×2


1/144 HG スローターダガー

●105ダガー:正式名称は「ダガー」。ストライクの量産型で白地に薄い青が基調の機体。ストライクと同じ[ストライカーパックシステム]を採用している。耐ビーム用のラミネート装甲を採用。アークエンジェルでは、主にキラ・ヤマトが搭乗する。全高:18.00m。
[武装]頭部対空自動バルカン砲塔×2、ビームライフル×1、ビームサーベル×2、対人機関砲×2、シールド


1/144 M1アストレイ
○M1アストレイ:モルゲンレーテ社で作られたオーブ軍の次期主力MSで、白地にオレンジが基調の機体。バックパックに改良を加え、大気圏の飛行用に巨大ローター「シュライク」を装備することが可能。クサナギに搭載される。
[武装]ビームライフル、対空自動バルカン砲塔システム×2、ビームサーベル×2、シールド


HG 1/144 アストレイ (レッドフレーム)○アストレイ レッドフレーム:アストレイは、オーブ連合首長国の半公営企業である軍事企業モルゲンレーテ社が、大西洋連邦(以下:連邦)より提供されたMS開発技術を取り込んで完成させた機体である。「高い機動性により敵の攻撃を回避する」という防御コンセプトの元で開発された。全高:17.53m。 
[武装等]75mm対空自動バルカン砲塔システム「イーゲルシュテルン」×2、ビームライフル、ビームサーベル×2、対ビームシールド、アサルトナイフ「アーマーシュナイダー」×2


EX15 メビウスゼロ&スカイグラスパー

●ムウ専用MAメビウス<ゼロ>:ムウの愛機。有線式ガンバレルを装備しているが、それを使えるのはムウただ一人である。

●MAメビウス:連合軍の主力モビルアーマー。様々な武器を装備する事で戦局に対応する。

●ミストラル:連合軍の戦闘ポッド。非常に汎用性に優れ、様々なタイプが存在する。


EX 1/1700 アークエンジェル
●アークエンジェル:キラたちが搭乗する地球連合軍の強襲機動特装艦。ガンダム運用のためにヘリオポリスを訪れていた。 全長:約350m。MS搭載数は最大6機?。

○クサナギ:オーブの戦艦。モルゲンレーテ社製だけあって、その設計コンセプトはアークエンジェルと酷似している。船体は3つに分離することができ、中心部分のみ輸送艦として使用可能で大気圏突入能力を持つ。全長:約290m。MS搭載数は最大30機。

(注3)モビルアーマー(MA):戦闘機の発展型のようなもの。戦車、戦艦並みの火力と装甲、戦闘機並みの機動性と空戦能力、至近距離での戦闘能力を目指した兵器もあり、多種多様なものがある。

◇その他のメカ
□?:神出鬼没の青い機体。その正体は不明。




□?:神出鬼没の紫の機体。その正体は不明。
□?:神出鬼没の紅い機体。その正体は不明。






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Red Warrior Phase6 [Red Warrior]

Red Warrior in the Seed World

PHASE6 追撃

「ふうっ、驚いたよ。まさか、連合のモビルスーツがこれほどのものとはな。アスカ、本当にご苦労だった。君のもたらした情報は、大変貴重なものだ。そうだな、これは間違いなくネビュラ勲章ものだろうよ。」

「はっ、ありがとうございます。」

クルーゼ隊長の命令を待たずして出撃したアスカは、懲罰を受けるのかもしれないと内心びくびくしていたのだが、クルーゼは叱るどころかアスカを褒め称えた。驚いたアスカは、思わず敬礼してしまった。

「では、諸君。アスカが命がけで手に入れた情報を見てもらおう。」

次にクルーゼは、既に招集していたパイロット達に、スクリーンを見るように促した。そこにはアークエンジェルは映っていなかったが、白地に緑が基調の機体のモビルスーツ-バスターダガー-と白地にオレンジが基調のモビルスーツ-M1アストレイ-4機が映っていた。

「緑の機体は、おそらく我々が奪ったデュエルの量産機だろう。オレンジの機体は、我々が奪った機体とはおそらく別系統のものだろう。オレンジの連携の取れた素早い動き、それに、緑の正確な射撃。ジンでは敵わない訳だ。よくもまあこんな奴らから逃げて来られたものだ。私でも、こいつらから逃げるのは困難だったろう。」

クルーゼに褒められて、アスカは恥ずかしくて真っ赤になってしまう。普段のアスカならば、『アンタ、バカァ!アタシなら、こんなのお茶の子サイサイよっ!』と言いながら背中を叩いてしまうところだが、相手が隊長でありザフトの英雄でもあるクルーゼなので、そうもいかないようだ。

「それで、ミゲル達の容態はどうなのですか。」

アスランが心配そうに聞いたが、クルーゼは打撲程度だから心配するほどのことは無いと答えたので、アスランはほっとしたようだった。

「しかし、隊長。我々の奪ったガンダムは、こんな動きは出来ません。我々が奪った方が量産機なのではないでしょうか。」

ニコルの質問に、クルーゼは頷いた。

「確かに、その可能性も無い訳ではない。だがな、私の勘はあちらの方が量産機だと言っている。では、動きが全然違うのは何故か。それはおそらく、OSの違いだろう。我々が奪った機体には、万一のことを考えて、最低限の動きしか出来ないようなOSがインストールされていたのだよ。だがあの機体は、戦闘用の完成版OSがインストールされているのだろう。ならば、我々はこれから何をなすべきと思うかね。」

クルーゼは、そう言って隊員達を見回した。もちろん、クルーゼの言わんとすることが分からないという顔をしている者はいなかった。クルーゼ隊には、そんなことも分からないような愚か者はいないのだ。そう、戦って相手の機体を鹵獲して、データを手に入れればいいのだ。




アークエンジェルでは、既にパイロットの選考は終わっていた。最終的にパイロットを決定したのはレイだった。レイによると、パイロットの適性があり、かつ何とか死なずに戦えそうなのは、キラとシンジの2人だけだということだった。そこで最初に、ムウがパイロットになるようにと二人に頼んでみた。

これに対して、キラもシンジも激しく反対した。キラは、戦争が嫌で中立国であるオーブに逃げて来たのに、戦うなんて絶対に嫌だと言った。シンジも、自分は人を傷つけるのは嫌だし、ましてやモビルスーツに乗るなんて、死んでも嫌だと拒絶した。すると、レイは艦長に説得してもらうと言って、最初にシンジを艦橋の艦長席に連れて行った。そして、マリューにシンジを説得するように頼んだのである。すると、マリューは突然シンジに頭を下げた。

「ねえ、シンジ君。戦いに巻き込んでしまったうえに、こんなことをお願いして悪いとは思っているわ。でもね、私はシンジ君に縋るしかないの。こんな言い方をするなんて、大人として最低だってことは分かっているわ。でもね、今はなりふり構っていられる状況じゃ無いのよ。だから、お願い。私達のために、いや、私のために戦ってちょうだい。」

そう言ってマリューが頭を上げると、シンジが大粒の涙を流していた。

「どうしたの、シンジ君……。」

驚くマリューに、シンジはマリューの声が、懐かしい誰かに似ているのだと言った。

「僕、たまに夢を見るんです。僕が人を傷つけるのを嫌がったから、戦いから逃げたから、僕の大切な人が死んでしまうんです。その人は、僕にキスをして、『大人のキスよ。……帰って来たら続きをしましょう。』って言って、僕を戦場に送り出したんです。でも、別れた後、僕の服に血がべっとりと着いていて……。僕は、二度とその人に会えませんでした。あなたの声は、その人に良く似ている。だから……。」

涙の止まらないシンジにマリューが声をかけようとすると、レイがゆっくりと口を開いた。

「私達も、そうなるわ……。」

その瞬間、シンジの身体がビクリと震えた。だが、構わずレイは続ける。

「あなたが戦わないと、多分私は死ぬ。艦長も死ぬ。
あなたが戦うと、敵が死ぬ。大勢死ぬかもしれない。
あなたは、どちらを選ぶの?

他人の命を奪うのは、とても嫌なこと。それは、私も同じだから分かる。
けれど、戦わないと、守れないものがあるのも事実。
他人の命を守るのか、自分の信念を貫くのか。
選ぶのはあなただから、良く考えて。

私はあなたが戦わなくても、仕方ないと思う。
でも、分かって欲しい。戦って人を殺せなんて、言う方も辛い。
それだけは、分かって欲しいの。」

それだけ一気に言うと、レイは口を閉じた。シンジは、そんなレイをじっと見つめる。

「要は、美人にキスしてもらうと戦ってくれるっていうことかな。」

だがその時、シリアスな雰囲気を一瞬にしてムウがぶち壊した。すると、マナが勢い良く手を上げた。

「シ、シンジ君。私がキ、キスするから、何度でもするから、お願いだから戦ってよ。ねっ、お願い。」

そして、口を尖らしながらシンジに向かっていく。

「ちょ、ちょっと、待ちなさいよね、マナったら。」

フレイが慌ててシンジに突進していくマナを押し止める。そして、二人でぎゃあぎゃあ言って騒ぎだした。そんな様子を見ているうちに、シンジの涙はいつの間にか止まっていた。

「……分かりました。僕、マリューさんのために戦います。マリューさんの声が、僕の大切かもしれない人に似ているから。」

シンジが、先程の様子からは考えられないほど力強く言うと、レイはシンジに近付いた。

「シンジ君、ありがとう……。」

そう言いながら、レイはシンジにどんどんと近付いていく。

「むっ、レイも。一体何する気なの?」

危険を感じたのか、慌ててフレイがレイの腕を掴んで邪魔をする。

「嬉しいわ。ありがとう、シンジ君。」

しかしその時、フレイ達の争いの間隙を衝いて、マリューがシンジを抱きしめた。そして、おでこにちゅっとキスをした。

「「あーっ!」」

フレイとマナは、マリューを睨みつける。レイとムウは僅かに目を吊り上げ、他の皆は驚きのあまり声も出ない……訳がなく大声で騒ぎだした。

その後、キラもマリューにおでこにキスされて、その上マナの策略でアサギ達3人にも頬にキスされてしまったためか、渋々パイロットになることを承諾した。




アークエンジェルを追って数時間後、クルーゼ隊はなんとか追いつくことができた。そして、攻撃準備をしたところで、クサナギからの通信が入った。そのため、通信士は慌ててクルーゼを呼び出した。

「隊長、通信が入っています。オーブの軍艦「クサナギ」を名乗る艦からです。」

「何だと?分かった。私が出る。」

クルーゼが通信に出ると、オーブ軍少尉を名乗るマナから、いきなり攻撃してきてヘリオポリスを崩壊させたことについて、激しく抗議された。マナの話によると、クサナギはヘリオポリスの避難民を多数抱えており、乗り切れない避難民は連合の戦艦に乗っているという。だから、さっさと立ち去るようにと要求してきた。

クルーゼは、連合の新造戦艦をヘリオポリスで建造するなど、連合に与する証だ、中立国であるというのは偽装に違いないと反論した。だがマナは、連合の戦艦はたまたま補給のために立ち寄ったに過ぎない、人道的な理由から水や食料のみを補給したと主張し、反論材料の無いクルーゼは返す言葉が無かった。

次にクルーゼは、モビルスーツの製造意図を尋ねたが、マナは軍事機密だと突っぱねた。だがクルーゼは、モビルスーツの存在はザフトにとって大いなる脅威となるので、即刻引き渡さなければ攻撃すると伝えたところ、マナは軍事機密を盾にまたもや突っぱねた。

他にも色々言ってみたが、クルーゼは全てマナに言い負かされるかはぐらかされるかしてしまった。しかし、例え言い負けたとしても、後で卑怯者だと罵られようとも、ここで連合のモビルスーツを見逃す訳にはいかなかった。

「では、話は決裂だ。やむを得ないが攻撃させてもらう。」

最後にそう言って、クルーゼは通信を切った。そして、直ぐにアスラン達を呼び寄せた。

「どうだ、OSの切り替えは上手くいっているかね。」

クルーゼの問いに、アスラン達は頷いた。

「では、これから直ちに攻撃に移る。但し、攻撃対象は足付きに絞る。どうやら、もう一隻は本当にオーブ軍の戦艦らしい。だから、とりあえずはオーブ艦への直接攻撃は出来るだけ避ける。だが、モビルスーツは別だ。例えオーブ艦から発進したモビルスーツであろうとも、鹵獲出来ればそれにこしたことはない。だが、最初は相手の戦力を計ることを優先する。だから絶対に無理はするなよ。いいなっ。」

「「「「「はいっ!」」」」」

アスラン達は、元気良く返事をすると、モビルスーツへと向かった。




「ムウさん、ごめんなさい。」

発進前の慌ただしい時間であったが、レイは急にムウの前に現れて頭を下げた。

「おいおい、一体どうしたんだよ。」

ムウが笑って答えると、レイは頬から涙を流した。

「敵が攻めて来たのは、私のせい。私がムウさんに言われた通りにしていれば……。」

そう言って、レイはさらに涙を流す。

「なんだ、敵を取り逃がしたことか。気にするなよ。君は、良くやったよ。」

ムウの慰めに、レイは首を横に振った。

「違います。私がためらったから、敵に逃げられたんです。」

そう、アスカを狙ったビーム砲が外れたのは、レイが故意に狙いを甘くしたからだった。レイは、ムウに言われた通り、紅いジンを生かして帰さないようにマナ達に頼んだ。だが、肝心のレイは、敵とはいえ攻撃して来ない者を、どうしても撃つことが出来なかったのだ。

レイは、普段はあまり感情を表に出さないため、周りからは冷たい人間だと思われがちではあるが、実際はそうではない。人一倍優しい性格であるため、本来ならば戦いには向かないのだ。それなのに何故戦っているかと言うと、素性の知れない自分を拾って養女にまでしてくれた養父の恩に報いるため。そして、ザフトの攻撃で死んでいった友人やその親しい人達のため、心を鬼にして戦っているのだ。

だが、レイはどうしても非情になりきれなかった。その結果、自分達のモビルスーツの存在を知ってしまった敵を逃がしてしまった。そのため、敵は自分達の重要性に気付き、執拗に追いかけて来るようになった。自分のミスで仲間を危険に晒してしまって、レイは心底悔やんだ。そして、心を大きく乱してしまった。だから、シンジに対しても、あんなシンジを苦しめるような言い方をしてしまったのだ。それがレイの心を更に苦しめたのだ。

なおも泣き続けるレイに、ムウは頭を抱えそうになった。だが、あまり良い言葉は浮かばなかった。

「レイちゃん。過ぎたことを後悔しても始まらないよ。だから、今自分に出来る精一杯のことをするんだ。ここで泣いていたら、また失敗の繰り返しだぞ。なっ、そうだろ。」

「そうですね。ごめんなさい……。」

「君には、守りたい人がいるかな。もしいるなら、その人を守ることだけを考えて戦えよ。まっ、月並みな言葉だけどな。」

その時、急にレイの脳裏に、はにかみながら笑う少年の顔が浮かんだ。そして、レイは何かを思い出した。そうだ、私はこの命に代えても彼を守らなければならないのだ。彼を守らなければ、人類の存亡に係わる危機を乗り越えられない、そんなおぼろげな記憶がある。何でこんな重要なことを忘れていたのだろう。この命に代えても、彼をあらゆる敵から守り通さなければならないのだ。特に、彼を執拗に狙う、あの赤毛の悪魔からは絶対に。あの死に損ないは、きっとまだ彼を狙っているに違いない。何度も仕留め損なったあの強敵を倒さねば、人類の歴史は終わりを告げてしまうのだ。

「ワタシハ、タタカウ。アカゲノアクマカラ、スベテノテキカラ、イカリクンヲマモルタメニ……。」

レイは、ムウに聞こえないほど小さな声で呟いた。レイは、僅かではあったが、今まで失っていた記憶の一部を取り戻したようだった。そして、その瞳には、今までにない強い意思の光がみなぎった。

「はい、わかりました。私は戦います。」

レイは、涙をぬぐった。

「今の私には、それしかないから。」

レイはそう言うと、ムウに背を向けて走り去った。ムウは、そんなレイを暖かい目で見送った。




「キラ・ヤマト、105ダガー、行きますっ!」

「シンジ・アルスター、デュエル、い、行きますねっ!」

「レイ・ハルバートン、バスター、出ますっ!」

アークエンジェルからは、次々とモビルスーツが出撃して行った。クサナギからも、マナちゃんズが出撃して行く。メビウスはムウのみ非常時に出撃することになり、後は待機することになった。ムウ以外のメビウスが出ても、足手まといにしかならないからだ。

「シンジ君もキラ君も、私達からあまり離れないようにして。後は、さっき打ち合わせた通りにして。」

「「はいっ!」」

シンジとキラは、元気良く返事をした。デュエルダガーに乗るシンジは、先頭に立って相手にビームライフルを撃つ役目だ。ランチャー装備を付けた105ダガーに乗るキラと、元々遠距離の重砲撃戦用の機体であるバスターダガーに乗るレイは、シンジの後ろから援護射撃をする役だ。

「来たわよ、落ち着いて。」

レイが言うのとほぼ同時に、シンジのデュエルの脇をビームが通過した。そして、G兵器5機が襲いかかってきた。

「うわあっ!」

驚いたシンジは、錯乱してビームライフルを撃ちまくる。

「イ……、いけないわ。シンジ君、落ち着いて。」

レイの言葉に、シンジははっと我に返った。無駄にビームを撃つと、その分攻撃が早く終わる。攻撃できなくなると、自分はただの的と化してしまうのだ。さきほどレイに言われたそのことを、今になって思い出したのだ。

「あ、ありがとう。レイさん。」

シンジは深呼吸すると、今度は落ち着いて敵を狙って撃つようになった。

そんなシンジ達を横目に、マナ達も5機のモビルスーツと戦っていた。クルーゼのシグーと4機のジン相手にである。

「行くよおっ!マナちゃんズの底力、見せてやろうねっ!」

「「「おーっ!」」」

マナ達は、上手く連携しながら戦い、クルーゼ達を寄せつけない。一方、クルーゼが無理をしないようにと釘を刺していたこともあり、ザフトは探る程度に離れて攻撃するだけだった。そのため、どちらも相手に決定的なダメージを与えることが出来なかった。そうして、しばらく戦った後、ザフトのモビルスーツは退却して行った。

「生きてた……。」
「助かった……。」

シンジとキラは、戦闘が終わるとどっと疲れたと同時にほっとした。

「キラ君、お互い良く無事だったね。」
「うん、そうだね。もう、駄目かと思ったよ。」

「「生きてて良かったね。」」

そうして、お互いに大声で笑い合った。この時から、シンジとキラは何かと一緒につるむようになり、急速に仲良くなっていくのであった。




「ねえ、アスラン。話があるんだけど。」

アスカは、戻って来るなりアスランを呼び止めた。そして、人気の無い所へと連れて行く。

「おい、どうしたんだよ。俺に何の用だ。」

そこで、アスカは急に不機嫌な顔になって聞いた。

「アスラン、今の戦いで手加減してたでしょ。」

「おいおい、何を言うんだよ。変なことを言うなよな。」

アスランは、いきなり訳の分からないことを言うなと困惑した。だが、アスカはなおも問い詰める。

「ガンダムを奪取した時、アスランの名前を呼んだ少年がいたそうね。ラスティから聞いたわよ。アンタ、その少年が足付きに乗っているかもしれないって、そう思っているんでしょ。だから、全力で戦うことが出来なかった、そうでしょ。」

「うっ、それは……。」

ラスティのおしゃべり野郎め。アスランは、内心ラスティを毒づいた。何か言い訳をしようと思ったが、睨むような目つきのアスカに、言葉が詰まってしまう。

「いいから、正直に言いなさい。洗いざらいね。」

なおも詰め寄るアスカに、アスランは両手を上げた。

「分かった、分かった。全部話すから。全く、アスカには敵わないよ。」

そうして、アスランは親友キラ・ヤマトのことを話し始めた。

キラとは、10年前に月の幼年学校で出会ったこと。
それから、2年ちょっと前に別れるまでの間、ずっと仲良しで親友だったこと。
キラがコーディネーターだと分かり、プラントに来るよう誘ったこと。
詳しい事情は分からないが、結局キラはプラントに来なかったこと。
キラは、戦争をとても嫌がっていたこと。

それら、キラに関することを全て話した。話が終わると、アスカはふうっとため息をついた。

「ふうん、そういう訳があったのね。それじゃあ、しょうがないわねえ。」

「ああ、黙っていてごめん。でも、キラがクサナギや足付きに乗っている可能性は低いんだ。だから、言えなかった。」

アスランは、そう言って黙って頭を下げた。

「ううん、いいわよ。アタシだって、立場が同じだったら同じようなことをしたかもしれないし。でもね、もしもキラっていう子がクサナギか足付きに乗っていたとして、アンタは容赦なく沈めることが出来るのかしらね。」

「出来る……。いや、そうしなくちゃいけないんだ。」

アスランは、そう言って俯く。アスカは、そんなアスランの頬を優しく撫でた。

「アスラン、無理するのは止めなさいよ。何か良い方法が無いか、考えてみるから。」

「ああ、ありがとう。頼むよ。情けないけど、俺はどうして良いのか分からないんだ。」

「ええ、アタシに任せなさいって。」

アスカは、そう言って胸を叩いて…………ケホケホとむせてしまった。そのためアスランは、顔を引きつらせるのだった。

次回

キャラ一覧

メカ一覧


Red Warrior Phase5 [Red Warrior]

Red Warrior in the Seed World


1/144 M1アストレイ

PHASE5 ANGELS & GODDESS

「アスカ・アマルフィ、行きますっ!」

ミゲル達のジン部隊全滅の報を聞き、お気に入りの紅いヘッドセットを身につけて、アスカは速攻で出撃した。愛用の紅いジンには、念のためにレスキュー装備を付けていたため、直ぐに出撃が可能だったのだ。

「ミゲル、それにみんな……。お願いだから生きていて……。」

アスカは、祈る様に呟いた。念のため、今回出撃したパイロット全員にお守りを渡してはいるが、それでもアスカは不安だった。だが、そもそも何で楽勝のはずの作戦が失敗したのか。それは、約40分ほど前に遡る。




「バリアント、撃てえっ!」

ミゲル達のジンに急襲されたアークエンジェルでは、ナタルが声を張り上げて反撃の指示を下していた。艦長とはいえ、技術士官のマリューでは、的確な指示が下せないからだ。もちろん、マリューも同意のうえだ。

「駄目です!相手の動きが早すぎます!」

アークエンジェルの攻撃が次々と外れていくのを目の当たりにして、操舵士のアーノルドは悲鳴をあげるように叫んだ。アークエンジェルの攻撃は、敵のジンにはかすりもしない。単にヘリオポリスを破壊するのみであった。

「モビルアーマーの出撃はまだかっ!」

「駄目ですっ!今出たら、直ぐに墜とされますっ!」

ナタルの問いに、絶望的な返事が返ってきた。敵の襲撃がいくら早かったとはいえ、モビルアーマーの1機も出していれば、状況は一変していたはずなのだ。少なくとも、奇襲は受けなかったはずだった。ナタルは唇を噛み、自分の迂闊さを呪った。

「敵のジン、直上から来ます!」

「何っ!」

ナタルが気付いた時には、目の前に重突撃銃-モビルスーツサイズの巨大な機関銃-を構えたジンが浮かんでいた。その銃口は、艦橋の目と鼻の先にあった。

「ひいっ!」
「きゃあっ!」

マリューとミリアリアが悲鳴をあげる。皆が震えおののく中、ナタルだけはジンをしっかりと睨み付ける。そして、誰もが死を覚悟したその時、一条の光線がジンの右腕を貫いた。直後、ジンの右腕が吹き飛び、ジンは後退していく。

「なっ、今のはなんだっ!」

ナタルが叫ぶと、数瞬の後、弾んだ声が返ってきた。

「モ、モビルスーツが4機現れました!識別信号は、オ、オーブのものです!」

突如現れた白地にオレンジが基調のそのモビルスーツ達-M1アストレイ-は、ジンに向かって激しいビーム攻撃を加えていく。更に1機のジンが攻撃を受けて爆発し、残るジンは一旦後退する。ほっとみんなが一息つくと、ダリダが声をあげた。

「艦長!通信が入りました!」

声と同時に、正面スクリーンに、茶髪で少し垂れ目の可愛い女の子が映った。

「私は、オーブ軍少尉、マナ・キサカです。これから、侵入者の掃討を開始します。出来れば、ご協力をお願いしたいのですが。」

「ええ、もちろんよ。」

後の話では、マリューはこの時、マナが本当の天使に見えたという。そして、マリューが言葉を続けようとしたその時、すっとんきょうな声が響いた。

「ええっ、マナですって!」

ミリアリアは、思わず立ち上がってしまう。その声を聞いて、マナも反応した。

「ええっ、ミリアリアなの?どうしてそんなとこにいるのよ?」

どうやら、二人は知り合いらしかった。

「だって、シェルターに入れなくて。仕方なくこの艦に乗せてもらったのよ。」

「そっかあ。それじゃあ、頑張らないとね。マナちゃんズ、行くよおっ!」

「「「おーっ!」」」

マナの声に、黄色い声が反応した。こうして、マナ達4機のモビルスーツが加勢したため、一気に戦況は混沌としていった。




「畜生っ!なんなんだよ、あいつらはっ!」

ミゲルは、歯ぎしりした。大きな的を撃ち落とすだけの楽勝の任務のはずだったはずなのに、いきなり厳しい状況になってしまった。現在、味方は残り5機。しかも、1機は右腕を中破している。だが、プラントの未来のためにここで退く訳にはいかなかった。ミゲルは、ありったけの負けん気をかき集めて僚機に命令した。

「ふん、あんな奴らごときに遅れを取るものかっ!おい、トロール。俺と来い!他の奴らは、足付きを墜とせ!」

ミゲルは少し観察した後、マナ達のことを恐るるに足らずと判断した。ビームライフルの攻撃力は恐ろしいものがあるが、良く見ると動きはそれほど良くない。自分とトロールならば、2対4でも十分対応可能だと考えたのだ。自分達が敵モビルスーツを押さえ込んでいる間に、他のジンが足付き-アークエンジェル-を落とせばいいという判断だった。

ミゲルは、トロール機と共に新たな敵に突撃していく。だが、思った以上に敵の連携は良く、攻めあぐねてしまう。他の僚機はというと、アークエンジェルにミサイルの集中砲火を浴びせるところだった。正面から2機が攻撃して敵の注意を引きつけ、後ろ斜め下から大型ミサイルを撃ち込んだ。合計4発の大型ミサイルは、アークエンジェルの艦底へと吸い込まれていく。

「よし、やったぞ!」

ミゲルが叫んだ瞬間、信じられない光景が目に浮かんだ。何も無い空間がいきなり裂け、そこから巨大な青い手が2本生えてきて、その手からオレンジ色のシールドが発生したのだ。ミサイルは、そのシールドに阻まれて爆発し、爆煙の後からは無傷のアークエンジェルが現れた。

「ば、馬鹿な。俺は夢でも見ているのか。」

一瞬、ミゲルは混乱したが、ニコルから聞いた話を思い出して我に返った。自分達が奪ったモビルスーツの中には、姿を隠す特殊装備を持つものがあるという。あれもその類のものに違いない。そうなると、敵は4機とは限らない。下手をすると、自分達よりも数が多いかもしれないのだ。

「ちいっ!おい、お前ら!一旦引けっ!戦力を分散するのは危険だっ!」

ミゲルは、アークエンジェル付近に敵モビルスーツが潜んでいると警戒し、ジンをアークエンジェルから少し離れた場所に集結させた。だが、これは大失敗だった。後方から、6発のミサイルが襲って来たのだ。

「うわあっ!」

ミゲルのジンは、ミサイルを右脚に被弾して弾き飛ばされた。他のジンも、ミサイルを次々と被弾していく。

「なっ、今度は何だっ!」

ミゲルがを目を凝らすと、白地に緑が基調の機体のモビルスーツ-バスターダガー-が大きな銃を構えていた。そして、次々に砲撃を加えて来る。その攻撃は正確無比であり、ジンはたちまち被弾していく。

「ちっ!退却だ!」

ミゲルが撤退を判断した時は、既に遅かった。ムウのメビウスが、マナちゃんズが襲いかかってきたからだ。

「アスカ、お前のキスは絶望的だな。」

ミゲルが呟いたその時、ミゲルのジンは爆散した。他のジンも同じ運命をたどり、こうしてジン部隊は5人の美少女パイロットの手によって壊滅したのであった。




戦闘終了後、アークエンジェルに新たなモビルスーツから通信が入った。

「私は、地球連合軍第八艦隊特務隊所属、レイ・ハルバートン大尉です。艦長にお話がしたいのですが。」

声と同時に、スクリーンには蒼髪で紅い瞳をした、月の女神のような雰囲気を持つスーパー美少女が映っていた。

「レイ!レイなの?」

レイの姿を見て、マリュー艦長が立ち上がった。レイは、マリューの上司であり心の師であるデュエイン・ハルバートン准将の、養女だった。それ故、二人は知り合いであり、そればかりか歳の離れた姉妹のように仲良くしていたのだ。

「あっ、マリューさん。お久し振りです。あの、艦長はどちらでしょうか。お話がしたいのですが。」

「それがね、今は私が艦長なの。上官は、皆戦死しちゃってね。」

マリューは、ぺろりと舌を出した。それで全てを理解したレイは、マリューに急いで逃げるように言った。レイ曰く、

今の戦闘、特にザフトのミサイルなどによって、ヘリオポリスに大きな被害が出ていること。
ヘリオポリスを支えるシャフトが既に壊れており、もうすぐヘリオポリスの崩壊が始まること。
既に、無数のシェルターが救命ボートと化して、ヘリオポリスから離脱を始めていること。
崩壊する前に脱出しないと、アークエンジェルに大きな被害が出る可能性が高いこと。
自分達は、別途クサナギというオーブの軍艦で脱出するので、心配しないで良いこと。
脱出したら、当分の間クサナギと行動を共にしてほしいこと。

とのことだった。

「ええ、分かったわ。メビウスの収容急いで。それが済んだら、急いでこの場を脱出するわよ。」

そこに、またミリアリアが声をあげた。

「レイ、あなたまで……。一体、どうして……。」

どうやら、ミリアリアはレイとも知り合いのようだった。驚くミリアリアに、レイは困惑した表情になった。

「ミリアリア、黙っていてごめんなさい。でも、話は後よ。私も、できる限り早いうちにそちらに合流するわ。」

「ええ、分かったわ。じゃあ、後でね。」

「ええ、後で。」

レイは、アークエンジェルとの通信を打ち切ると、今度はマナに通信を繋いだ。それと同時に、マナの元気な声が響いてきた。

「やっほーっ!レイのおかげで助かっちゃたわ。マナちゃん、感謝感激雨あられよ。」

だが、ハイテンションのマナとは対照的に、レイは落ち着いていた。

「いえ、大したことではないわ。それよりも、手伝って欲しいことがあるの。」

「ええ、任せておいて。で、何をすればいいの?」

「コンテナを3つほど、クサナギに積んで欲しいの。いいかしら。」

レイは、頼むと同時にコンテナの位置情報をマナに送った。

「ええ、いいわよ。アサギ、ジュリ、マユラ、ヨロシクね。」

「「「は~いっ!」」」

他の3人のパイロット達は、元気に返事をした。そして、直ぐに行動に取りかかる。

「で、私達はここで敵が来ないように見張っていればいいのかな。」

「ええ、そうよ。これで終わりとは思えないもの。」

そして、レイの予想通り、コンテナの積み込みが終わった頃、紅いジンが現れた。

「あのジンは、生きて返してはダメ。マナ、攻撃をお願い。」

レイは、珍しく思ったことをストレートに口に出した。

「よっしゃあっ!マナちゃんに任せなさいって。」

レイとマナは、紅いジンに対して激しいビームの雨をお見舞いした。少し遅れて、残る3機のモビルスーツも攻撃に加わった。




「こんちくしょうっ!」

ヘリオポリスに入るなり、激しいビーム攻撃を受けたアスカは毒づいた。まさか、見知らぬモビルスーツ5機から急襲されるとは、流石のアスカでさえも思いもよらなかったからだ。だが、希望はあった。ミゲル達の救難信号は、未だに途絶えていなかったのだ。

「よし、なんとしても助けてみせるっ!」

アスカはジンを自由自在に操り、パイロットに敵の攻撃が当たらない様に上手くかわしながら、一人一人着実にパイロットをレスキュー装備のネットに回収し、救出していった。アスカは反撃したかったが、やはり仲間の命の方が大事だからと、歯を食いしばって守りに専念した。だが、敵の攻撃の手は緩まない

「くっ。しつこいわね。」

アスカは、敵の執拗な攻撃に舌を巻いた。どうやら、敵は自分を無事に帰すつもりはなさそうだった。アスカは、反撃するかどうか一瞬迷った末に、断念した。

「ちっ。今に見てなさいよ。この恨みは、きっと次の機会に晴らしてやる。」

アスカは、パイロットが一人でも死んでいたら、アークエンジェルをバラバラにし、敵を皆殺しにするつもりだった。それを実行出来るだけの自信も実力もあった。だが、今は仲間の命が最優先。どんな怪我をしているか分からないし、酸素切れで死なせたりする訳にはいかない。それには、一刻も早くこの場を去るのが最上の手段だった。いいように攻撃されても反撃を我慢するなんて、今にも脳血管がブチ切れそうになるほど耐えがたいことではあるが、今は我慢の時と自分に言い聞かせた。

だが敵は、反撃しないアスカをいいことに、直接攻撃に出てきた。オーブ初の量産型モビルスーツであるM1アストレイが、4機一度に攻めてきたのだ。敵はビームサーベルを振り回し、連携しながらアスカを追い詰めていく。

「ちくしょうっ!卑怯者めっ!」

アスカは、味方パイロットを抱えているためにろくな反撃が出来ず、防戦一方であった。そんなアスカに、敵は交代でヒット・アンド・アウエイを繰り返す。普通のパイロットならばとっくのうちに倒されていただろうが、アスカは並のパイロットではなかった。アスカは、神業のような動きで、敵の巧みな連携攻撃をかわしていく。

「はっ!この殺気はっ!」

4機の機体が離れると同時に、何故か懐かしい雰囲気がする殺気を感じた。殺気を感じた瞬間、機体の位置をずらすと、次の瞬間、アスカのジンがいた場所を、アストレイのビームライフルの数倍の威力を持つビーム砲が通過した。アスカの背筋に、冷たいものが走った。

「よし、今よ!」

だが、ピンチの後にチャンス有り。アストレイがジンから離れた一瞬の隙を衝いて、アスカはジンを急加速する。そして最後の一人を無事回収すると、アスカはさっさとその場を逃げ去って行った。




戦闘終了から数時間後、アークエンジェルとクサナギは首尾よく合流した。レイが漂流していた救命ボートをアークエンジェルに持ち込もうとし、ナタルがそれに文句をつけるというトラブルはあったが、ボートの中に居た医者にマリューの手当てをしてもらうとレイが説明すると、流石のナタルも渋々引き下がった。

レイは艦橋に到着すると、挨拶もそこそこに、士官以上で早速簡単な作戦会議を始めることにした。そして、会議の前に、レイは簡単に事情を説明した。

G兵器の開発途上で、ナチュラルのパイロットには、G兵器の操縦が困難である可能性が発見されたこと。
そのため、レイが責任者となって、ナチュラル用にG兵器の量産機である「D兵器」の開発が進められたこと。
その際、オーブの開発する量産機-M1アストレイ-と協力して開発を進めたこと。
D兵器は、デュエル、バスター、ストライクの3機のG兵器の量産機であること。
それぞれ、デュエルダガー、バスターダガー、105ダガー(又は単に「ダガー」)という名称であること。
レイは、モビルスーツのテストパイロットでもあったこと。
オーブ軍のテストパイロットは4人いて、マナ、アサギ、ジュリ、マユラという女の子であること。
ナチュラルの乗るD兵器の戦力を1とすると、コーディネーターの乗るG兵器の戦力は2程度であること。
敵の手に渡ったG兵器には、未完成のOS(基本ソフト)がインストールされており、動きが鈍いこと。
そのため、現在のG兵器の戦力は、D兵器の戦力を1とすると、0.5~1程度であること。
とはいえ、そのうちに改良したソフトをインストールされて、動きが格段に良くなるであろうこと。
現時点では、パイロットは5人しかいないことから、パイロットの確保が最優先課題であること。
レイとマナは、カムフラージュのためにヘリオポリスのカレッジに通っていたこと。
ミリアリアとはそこで知り合い、結構気が合って仲が良かったこと。

そこまで一気に話すと、レイはパイロットの選考をしたいと主張した。また、みんなの命がかかっていることから、選り好みは出来ない、例え民間人でも本人の協力が得られればパイロットになってもらうと断言した。ナタルが何か文句を言いたげだったが、結局口には出さなかった。

「さて、最初は艦長からお願いしましょうか。」

レイがそう言うと、マリューは顔を引きつらせた。




レイ達が格納庫に行くと、既にマナ達がシミュレータの準備を終えていた。このシミュレータを使って、パイロットの適性を判断するつもりだったのだ。そこに、大きな声でレイ達を呼ぶ声があった。

「レイ!マナ!ミリアリア!みんな無事だったの?」

驚いて振り向くと、3人の共通の友人であるフレイ・アルスターがこちらに向かって来ていた。

「きゃあっ、良かった!マナちゃん、嬉しいなっと。」

フレイと一番の仲良しであったマナは、大喜びだった。そして、フレイに飛びつくようにして抱きついた。

「ねえ、ここってザフトの戦艦の中でしょ。だって、モビルスーツがあるんだもの。みんな、捕虜にでもなったの?」

首を傾げるフレイに、マナは苦笑した。

「あれはねえ、地球連合軍のモビルスーツなの。ちなみに、レイはテストパイロットなんだよ。」

「ええっ!」

フレイは、驚いて目をまんまるくしてレイを見る。

「でね、マナもモビルスーツのパイロットなの。へっへーん。やっとこさ、ナチュラルでも動かせるモビルスーツを造ったんだよ、凄いでしょ。」

マナは、鼻高々であった。最初は驚いていたフレイだったが、ようやくどういうことなのか気付いたようだった。

「う、うん。そうなんだ、凄いね。そしたらさあ、コ……ザフトの連中なんてみんなやっつけられるの?」

「まあ、直ぐには無理だよ。それにオーブだって、まだプラントとは戦争はしていないしね。」

マナの声のトーンが、次第に落ちていく。だが、急に声が大きくなった。

「そういやさあ、フレイのお兄さんは?あの、優しそうな感じのお兄さんはっ!」

「ええ、無事よ。私を心配して、駆けつけて来てくれたのよ。で、一緒のシェルターに逃げ込んだの。ねえ、兄さん。こっちに来てよ。友達を紹介するわ。」

フレイが手招きをすると、優柔不断で気が弱そうな少年がやって来た。そして、みんなの前でぺこりと頭を下げた。

「皆さん、初めまして。僕はフレイの兄の、シンジ・アルスターと言います。よろしくお願いします。」

この時、レイの唇が僅かに動いたが、それに気付いた者は誰もいなかった。もしも、読唇術に長けている者がいれば、レイがこう呟いたことが分かっただろう。『イカリクンハ、ワタシガマモル……。』と。

あとがき
◇おおまかな強さについて(捕捉)
愛機に乗った状態での強さで言うと、今は概ね次の通りです。
アスカ・レイ>アストレイ(inマナ達)>ジン(inアスラン達)>D兵器(inキラ)>ジン(inザフト一般兵)>D兵器(inシンジ)>G兵器(inアスラン達)
次話でOSが改良されると、次のようになります。
アスカ・レイ>アストレイ(inマナ達)・G兵器(inアスラン達)>ジン(inアスラン達)>D兵器(inキラ)>ジン(inザフト一般兵)>D兵器(inシンジ)

純粋なパイロットの技量は、概ね次の通り。アスカ・レイ>アスラン達>マナ達・ザフト一般兵>キラ>シンジ

次回


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